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井上陽水 能古の島の片思い [日常]

 今回の帰福(2/15夜)もANAの機内オーディオを聞きながらの夜間飛行となったが、ご当地ソング特集をやっていて、福岡、博多のコーナーがあったので聞いていた。
その中で井上陽水の「能古の島の片思い」を久しぶりに聞いた。
奇しくも、機体は着陸態勢、福博の街がダイヤモンドを散りばめたように光り輝いており、志賀島や海の中道を通り越し、すぐ眼下には能古の島の光が見えるではないか。
能古の島(のこのしま)といえば、貝割れ大根発祥の地、壇ふみのお父さん檀一雄が余生を過ごした場所である。
ここで「火宅の人」も生まれた。
(今日のひとくちメモ:能古の島は福岡市でも有数のアサリ貝の産地。このアサリ貝の貝殻をつぶして砂と混ぜ、そこで栽培を始めたらうまくいったため、そこから貝割れ大根と命名された。 注:もともとこの食材は大阪で食されていた。後年、その栽培法がここ能古の島でうまくいったようだ。)
(ふたくちメモ:能古の島は、大昔、博多湾に吹き出た火山だった。玄武岩質の粘性の高い溶岩だったらしく、どろっと流れて台形の島となった。現在も小さな火道跡が残っている)
 最近では、村上龍の小説「半島を出よ」表紙に我が家が写っている)の冒頭のシーンで北朝鮮兵が最初に上陸する場所として描かれている。
 また、1969年「能古の島フォークキャンプ」が開催され、チューリップや井上陽水他当時の新進ミュージシャンたちが夜通し能古の島で歌い続けた。全国からファンが集まり、渡船場はごったがえしていた。
この夜、対岸の小生の自宅にも潮風にのって音が聞こえてきたのを覚えている。
陽水は同じくこの夜、博多湾を出て行く客船を見ながらこの曲「能古の島の片思い」を作ったと後日語っている。
 まあ、このような、なんとも懐かしい想いが走馬灯のように流れながらの着陸となった。

そうだ、春になったら能古の島へ行こう、、。(京都もいいけど、、、)


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コメント 4

のん兵衛

はじめまして
能古の島を検索していて、ここにたどり着きました。
昨日、能古の島にコスモスを見に行って来ました。
陽水の”能古の島の片思い”いいですね。
by のん兵衛 (2007-10-06 10:13) 

kan

のん兵衛さん
こんにちは
訪問ありがとうございます。

そうですか、昨日行かれたのですね
福岡にご在住でしょうか?
そういえばこのシーズンはコスモスが綺麗な時期ですね

また行きたくなりました。
by kan (2007-10-06 22:11) 

mimi

能古の島はいつ行っても、何度行ってもいいところですね。
あの伝説のライブから、もう大分経ちましたね。また、あんなイヴェントがあればいいのに・・・・

冬、日本水仙が咲き乱れる頃、また行ってみたいと思っています。
by mimi (2007-10-08 11:20) 

kan

mimiさん
そうですね
能古の島フォークキャンプ
振り返るとあれから間もなく40年経ちますね。
これからも企画次第でいろんなイベントができそうなロケーションだと思います。
能古の島のホームページを見ていると、年間を通していろいろ開催されているようです。
by kan (2007-10-08 12:02) 

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