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堀江さん マーメイドニ世号 [HAM]

1962年、一人の日本人青年 堀江謙一さんが小さなヨット『マーメイド号』で日本を出国し、94日かけて単独で太平洋を横断、米国サンフランシスコの金門橋(ゴールデンゲートブリッジ)をくぐった。
パスポートを持っていなかったため、密出国、密入国という形になるが、あまりの突飛な青年の行動に対し、当時の日米政府は法律の枠を超えて寛容に容認し、両国民とも大騒ぎとなった。

堀江さんの帰国後、そのマーメイド号が福岡 中洲の玉屋デパート(今は無いが)に展示されたのですぐ見に行った記憶がある。
上野動物園にパンダが来た時のような、ものすごい人出だった。

挺長6m弱の非常に小さなヨット(というよりボートに近い)。
ひと独り中に入ると身動きできない大きさだった。
私なら閉所恐怖症で気が狂いそうだ、、と、幼な心に強く思った。

1938年生まれなので当時24歳、今年(2008年)で70歳になられるが、この間淡々と単独でのあらゆる航海記録を作り続けている。
このエネルギーにはまことに敬服する。

その堀江さんが、現在、太平洋上をハワイから日本に向けて航行中だ。
今回は、波の力で走る 波浪推進船。
ハワイから紀伊水道まで6,000Kmの航海だ。

最近の航海は初代マーメイドと違い、衛星電話、GPS、アマチュア無線(JR3JJE/MM)などの通信機能も装備し、電子メールなどでも通信が可能。
そう言う意味では、単独航海ではあるが、常時外部とのコミュニケーションができるため、精神的にも格段に変化しているはず。

毎週、日本時間土曜日の午前10時〜10時30分は、アマチュア無線仲間との交信の時間となっている。
今朝の堀江さんの位置は、北緯23度21分 東経155度01分 ほぼ予定通りに日本に向かっている。
Marcus Is.(南鳥島)の南方あたりだろうか、その界隈だと思う。

今朝の堀江さんのお声は非常にお元気そうで、一人太平洋上に浮かんでいる事自体を心底楽しまれているようだ。
あの様子だと、日本に寄港せず、できることならいつまでも浮かんでいたいと思われているのではなかろうか?と痛切に感じる。

今から次のことを考えるのも早すぎるかもしれないが、多分、帰国後しばらくして、次のプランを発表するのではないだろうか?
これからは、米寿に向けて、最高齢記録?を次々と作っていかれるような気がする。



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