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鎮江 香酢 [食]

11月と言えば、上海ガニ の季節

淡水の生き物のため、傷みも早い。
したがって、このようなものは現地で水揚げ直後にいただくのが最もおいしいと思う。

そのようなわけで、数年前まで、この季節になると上海へ行き、上海ガニをたべるのが何よりの至福であった。
上海から香港へ飛び、同じく上海ガニをいただいたが、やはり距離の分だけ鮮度が落ちていた。

この時期上海市内であればどこで食べても大体値段も味も似たようなものだ。
和平飯店のペントハウスのレストランで外灘を見下ろしながらいただくのもいい。
その後、一階のバーに下りて、おじさん(おじいさん)たちのジャズ演奏を聞きながら、一杯やるのもなかなかいい。

すこし郊外へ離れて、シェラトンホテルのレストランでいただいた上海ガニも旨かった。
ここで初めて 鎮江香酢 なる黒酢を知った。
これにつけて食べるカニは最高の味がしたためだ。
これは日本に持って帰らなければと思い、ホテルの厨房へ行き、理由を説明し頭を下げて一本売ってもらった。
現地一般サラリーマンの月収が3000円位だったが、900円出した。
これを大事に受け取り、ホテルの部屋でスーツケースに詰めるわけだが、途中で割れるといけないと思い、ビニール袋で包み、さらにバスタオルでぐるぐる巻きにして大事に納めて帰国した。

自宅で味わう 鎮江香酢 はなかなかオツなものだった。

時は経ち、先週中華街に行って食料品店を覗くと、なんと、たくさん並んでいるではないか、、。
しかも 一本200円、、、、。

私の努力と苦労はなんだったのだろう、、。愕然とした横浜であった。

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