to FUKUOKA

毎年暑い８月は、九州への移動は避けているため、久しぶりの福岡への移動。

東京も前日の台風一過でさっぱりと清々しい気候になったようだが、予報によるとまだまだ暑い日が続くそうだ。
前日の混乱の影響で飛行機は満席状態。
羽田も混雑している。
今週はなんだかんだで一週間に３回も羽田空港を利用していることになる。
先日は羽田発着の国際線で快適だったため、これからは益々頻度が高くなるかもしれない。



福岡行きの便に乗り込んだものの一向に動かない。
なにやら、搭乗予定のお客さんがゲートにこないそうだ。
たまにこのような場面に遭遇するが一体そのお客さんは何をしているのだろう？
日本の航空会社は本当に親切だなあ。

チェックインしてセキュリティーチェックしたあと、どこへ行ったのか？
お買い物、食事、トイレ、迷子、、、、？
その程度くらいしか考えられないが、不思議だ。
結局、３０分後に現れて機内に着席。
おいおい、５００人余りの人々の予定に影響を与えてなにも挨拶なしか？？
飛行機はきっちり３０分遅れて離陸した。

夕刻のフライトのため、ずっと太陽を追っかけていくかたちできれいな夕焼けの空が続く。
島根、山口の上空を過ぎると見慣れた玄界灘が広がる。
台風一過のためなのか、風もなく海面が鏡のように静かで雲も全くない。
玄海島沖で南に進路をとるため真西の海に沈む真っ赤な太陽が見えてきた。
あの線香花火のグジュグジュした火玉の赤色だ。
遠く水平線に沈む夕日なのだが、もう何百回もこの路線に乗っているが、今回初めて遭遇することになった。
美しい、実に美しい、、。
なぜだか、このような機会に巡り会わせていただいた神に感謝、、、というなんとも神妙な気分にさせられる。

３０分遅れたフライトになったのだが、そのおかげで、このような絶妙な場面に出会えたわけで、
人生チャラ、勘弁したろ、、。