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日本茶の発祥 [食]

霊仙寺の茶園.jpg子供の頃から、紅茶や日本茶が好きで、現在もよく飲んでいる。
日本各地のお茶を飲んだが、やはり、北部九州のお茶が美味しいと思う。

気温や湿度、日照などの生育環境によって味も変わるのだろうが、ここからすぐ近くで栽培される八女茶の高級感漂う甘い香りなどは日本に生まれてきてよかったと思わせる瞬間だ。


この日本茶だが、今や全国各地で栽培されているが、そもそも、どのようにどこから始まったのだろうか?


JAさが のホームページ によると
『現在の日本茶をもたらしたのは、臨済宗の開祖「栄西禅師」とされ、現在から約800年前の西暦1191年、佐賀県脊振村にある霊仙寺(りょうせんじ)内石上坊の庭に、日本で始めて蒔いたとされています。
 宋(現在の中国)で修行を終えた栄西は、多くの経典と一緒に薬草として茶を育てようと、種を持ち帰り育てる場所を探しました。
 佐賀県と福岡県の県境に連なる脊振山には、中国の山並みを思わせる眺望の素晴らしさがあり、茶と同じツバキ科の仲間で、国の天然記念物に指定された「千石山サザンカ自生北限地帯」であることも、宋から持ち帰った大切な茶種を蒔くのにふさわしい場所として選んだ理由と思われます。』
と紹介されている。

写真はその佐賀の霊仙寺の茶畑。
ここが日本茶の発祥の地だ。
ここのお茶は 栄西茶 と呼ばれて販売されている。

栄西禅師は、その4年後の 1195年 日本で最初の本格的な禅寺 聖福寺 を博多に建立した。

余談だが、
博多の 聖福寺 の隣に、うどん、そば の発祥の地 承天寺(1241年 聖一国師 建立)がある。
博多といえばラーメンが頭に浮かびがちだが、実は、福岡・博多エリアでは、ラーメン屋さんよりうどん屋さんの数の方が圧倒的に多い。
博多に来たらまず うどん 
店ごとに創意工夫した出汁とトッピングが楽しめる。
数年前だったか、四国の讃岐うどん組合の方々が、この博多の 承天寺 にお参りに来ていた。

ついでに言えば、饅頭もここが発祥。
粉食文化はここから始まったと言ってもいいだろう。


IMG_2397.jpg


1241年 承天寺の 聖一国師が 石臼式水力製粉機 を宋から持ち帰り、製粉工場を作ったことも日本の食文化に大きな影響を与えたに違いない。




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