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勘合貿易 [日常]

588154540.498152.jpg先日の 室町将軍展で室町時代の勘合貿易で使われた 勘合 が展示されていた。

確か小学校の時にこの 勘合 を習ったような記憶があるが、こんなに大きなものだとは思っていなかった。

勘合の右上の方に日本国将軍の印鑑が割印されていてもう一つのものを明の高官が持っており、明に入国する時に海賊や未公認の商人ではなく正式な貿易品の取引だということが証明されるというもの。
勘合には具体的な品物名と数量、同行している水夫、船頭、公務員、士官、通訳などの人数と名前が記されている。
これは本物の1/10サイズの作り物だが、入場者に配られていたのでいただいた。


IMG_3201.jpgこの展覧会の最大の見どころは、室町将軍15代のうち13代分の木像が一同展示されていること。
(右端から順に第一代(足利尊氏)から並んでいる。)

この中の第三代将軍 足利義満は、勘合貿易は儲かることを知り、博多の商人を通じた日明貿易で莫大な利益を得、室町黄金期を築いた。
京都の金閣寺に代表されるように、美術品や唐物(からもの)などのコレクションは目を見張るものがある。

九州国立博物館は、この絶好の機会に全ての木像のCTスキャンや内部の写真などで細かな分析を行なっていた。
その結果は先日このブログでも書いたが非常に興味深いものであった。


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