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香港 [日常]

このところ連日、香港のデモの様子がニュースで流れてきている。
覆面禁止法とやらも発効して、なんだか日増しに混沌化してきているような気がする。
そもそも、歴史を振り返ると、

1839年 清朝とイギリスの間でアヘン戦争勃発
1842年 南京条約で香港島がイギリスへ永久譲渡
1860年 九龍半島南部も新たにイギリスへ割譲
1941年 日本が占領(余談だが、日本陸軍将校であった私の父は、台湾総督府の中で、
      占領軍が香港やシンガポールから大量に持ち帰ったアロハシャツを着ていたそうだ)
1945年 日本からイギリス植民地へ復帰
1997年 イギリスから中華人民共和国へ返還・譲渡
      中華人民共和国の南部にある特別行政区(一国二制度)となった。

この一国二制度は中国政府によって2047年まで約束されているが、その後はどうなるかわからない。
中国共産党の腹づもり次第だろう。
2047年まであと28年、現在の香港の子供達や若い方々が社会で大いに活躍している頃であろう。
だが、冷静に考えると、現在の主権は中華人民共和国であり、香港はその中の特別なエリアに過ぎなくて、古今永劫にこのまま自由な資本主義が続く保証は全くない。





僭越ながら、現地の方々の将来を長い目で考えると、現在すでに共産主義国家の主権下で生活しているわけで、そのような国家に生きることが嫌な場合は、国外での新たな居住地へ移住することも大きな選択肢として考えた方がいいのではないかと思う。

中国へ返還される前にすでに多くの香港人が海外へ脱出して移住した。
特にカナダへの移住が多かったのは記憶に新しい。
最近は、香港の方々に対して台湾が門戸を開いている。
地理的にも近いし、文化的にも親和性は高いと思う。
さらに、来年から特別の制約はあるようだが、日本が外国人の受け入れ枠を5年間で34万5,000人増やすということなので、日本を移住先として検討されるのも良いかもしれない。
香港は、かつて4年間ほど日本であったからというわけではないが、親和性は高いと思われる。

話は戻るが、香港での日々のデモ映像を見るにつけ、虚しさだけが残るのは私だけだろうか?
市民が行動に移すことは非常に良いことかとは思うが、今のままのやり方では、苦難と悲劇だけが残るような気がしてならない。


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