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三国志 [日常]

596608864.116518.jpg表題の展覧会が九州国立博物館で開催されているというので、伺ってみた。

パンフレットによると
必見! 最新の発掘成果が解き明かす三国志の実像

三国志研究史上、最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品や、呉の皇族クラスの墓と目される江蘇省の上坊1号墓など、最新の発掘成果が目白押し!三国志の実像に迫ります。」
と謳われている。

三国志についてはいろんな書物や三国志演義などで脚色されて広く知られているが、後世に作られた三国志演義などは時代考証がかなりルーズなので、史実を題材に作られた創作戯曲と思った方がいいだろう。

今回は、最近発見された曹操の墓などから発掘された品々などを中心に公開される展覧会のようだ。


IMG_3443.jpgこの会場内での撮影は自由だということで、色々写真を撮ってみた。
これは、関羽像。
後世に作られたものなので比較的新しい。(15〜16世紀 明時代)


IMG_3450.jpg墓の入り口の石の扉。
右の人がホウキを逆さまに持っているが、当時では相手に敬意を表明する形だったらしい。

IMG_3449.jpg三国時代の金印。
福岡の志賀島で発見された金印と同じ時代なので形もほとんど同じ。
福岡で発見された金印の鈕(つまみ)は確か蛇のようだったが、こちらは亀。


IMG_3447.jpg
その当時の武器である弓。
かなり良くできていて引き金を引くと弓が飛び出る。
殺傷能力も高い。(ド と書いてあったが文字がないので表記できない。奴の下に弓)



IMG_3448.jpg渦展示フロアの上部には。この弓矢が大量に飛んでいく様子が作られている。
以前、中国の映画で見た事がある。


IMG_3446.jpg五階建ての穀物倉庫の模型。
これも発掘品。
当時はこのような蔵があちこちのあったようだ。


IMG_3445.jpgこれも墓から発掘された、騎馬のパレード。
兵馬俑のようなものか、、。


IMG_3444.jpg私が今回一番来て良かったと思ったもの。
当時の鏡台。
日本でも大量に発掘されている銅鏡だが、本場ではこのように台の上に乗せて鏡台として使われていたようだ。
日本の銅鏡を見るたびにどのように使われていたのだろうか?といつも疑問に思っていたのだが、これで解決した。
裏面の表示(現在でいう Made in China のような原産地表示)や紐を通す穴の形もそのルールが分かり非常に参考になった。
実際には鏡面がこちらを向くはずなので裏表反対になっていると思う。


IMG_3439.jpg太宰府は福岡市内よりも内陸にあるため気温も低く、紅葉が進んでいた。

こんな情景を見ると秋の深まりを感じる。


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