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「敵対と共生のはざまで」ウィルスと人間の関係 [日常]

日曜日の朝 午前5時〜6時。
いつもより早く目覚めたため、何気なくつけたテレビのチャンネルがたまたまNHK Eテレだった。
 タイトルは、、、 こころの時代~宗教・人生~
朝早いと渋い番組が多いなぁ、、と思いながらぼぉっと見始めた。
宗教がらみか哲学領域か??と思いながら見ていると、何とウィルスの話であることがわかってきた。

NHKの番組ホームページによると下記のように解説してあった。

「脅威ではあるが、敵対するものではない」。半世紀以上にわたりウイルス研究と感染症対策にたずさわってきた山内一也(88)は、ウイルスと人類の関係を独自のまなざしで見つめてきた。山内は、WHOがその威信をかけて取り組んだ天然痘根絶の国際プロジェクトに参加したことでも知られる、日本を代表するウイルス学の権威。コロナ禍の今、未知なる生命体とどう向き合えばよいのか、山内の言葉と文章を手がかりに探ってゆく。

【出演】ウイルス学者・東京大学名誉教授…山内一也,【朗読】山時聡真,【語り】礒野佑子

となかなか素晴らしい内容。


地球が誕生したのは今から46億年前。
これを1年の長さに例えると、ウィルスが誕生したのは5月頃になるそうだ。
そこから12月末までずっと生き続けていることになる。
それでは、人類はどのあたりになるのかというと、
12月31日大晦日の最後の1秒あたりに相当するそうだ。
地球の歴史に比べるとあっても無くても変わらないような一瞬でしかない。
それに比べるとウィルスは長い。
ウィルスにびっしり満たされた中に人類が出てきたようなもの。
人の体の外も中も、はたまたDNAの中にも夥しい数のウィルスが入り込んでいる。

山中氏は、ウィルスは決して恐れるものでは無く、共生していくものだと言われている。
新型コロナに対する策も時間の問題で解決していくだろう。

その他一つ一つ唸らせる蘊蓄の数々。

山内氏は88歳になられるが、冒頓とした語り口は、非常に強い説得力を感じさせられた。
ありがたい番組に遭遇させていただいた。
これも神のお導きだと思い、感謝!!

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