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なぜ 早起きは三文の徳 なのか? [日常]

先日、三文の徳の 三文の価値 について書いたが、今度は、そもそもなぜ 早起きすると三文の徳なのか?というご質問をいただいた。

そう言われると私も気になり始めて、調べてみると、、

中国説と日本説があり
中国説は
「早起きは三文の徳」の由来・語源は、中国の『宋樓鑰詩』という書物にあった。

『宋樓鑰詩』では、「早起三朝當一工」という記述が残されており、「3日間 早起きすれば、一人分の仕事になる」という意味。
一人分/日の工数つまり 一人工/日(一人の一日分の仕事量)という意味だろう。


そして一方、日本説だが、これには高知説と奈良説がある。

堤防の土を朝早くに踏み固めたことから(高知説)

鹿の死体を朝早くに片づけたことから(奈良説)

高知説によれば、「堤防の土を朝早く踏み固めることで、三文のお金をもらえる」というお触れが由来とされている。
また、奈良説によれば、「鹿が家の前で死んでいると、三文の罰金になる」という江戸時代の「生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)」が由来とされている。
つまり早起きして家の前で鹿が死んでいないか確認しろということのようだ。

どちらの説が正しいのか明確ではないが、中国説と異なり、「三文の得」という意味が共通して用いられている。
そのため、「三文の得」と表現する時は日本がベースであり、「三文の徳」と表現するときは中国をベースにしているため、どちらも間違いではないようだ。

いやいや、調べてみるとなかなか奥が深く面白いものだ。
この調査作業自体を早起きしてやれば得をした気分になるのかもしれないな、、、、。




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