ネット家電

パソコンやスマホ、タブレットなどがインターネットにつながることはよく知られていると言おうか、つながらなければ楽しみは半減以下だろう。
ゲーム機やテレビもかなりの数がネットに繋がっているし、最近では自動車やカーナビもネット接続するものが多い。
インターネット普及黎明期にリーダーたちが頭の中に描いていた世界が形になって目の前に次々と出現している。
この写真は、拙宅の洗濯機の操作タッチパネルの一部分。
ECOの文字の下の「アンテナマーク」はインターネット接続のインジケータ。
その下にはダウンロードコースの文字が光っている。
何も映画や音楽をダウンロードするのではなく、洗濯から乾燥、洗うもののによってその日の天候や湿度、花粉の状態などから判断して刻々と変化させて実行あるいは旦那様（オーナー）に対して指示を求めてくる。
離れている場合は、スマホへメールで伝えてくるし、近くにいるときには音声で呼びかけてくる。
年の頃２２〜３歳くらいだろうか裏若い女性の声が毎朝話しかけてくる。
時々世間話や暮らしのヒントなど、毎回違う話題で話しかけてくる。
天気が午後から崩れそうになると当初の予定を変更して乾燥させるから外で干さないでくれ、、とか、今日は花粉が多いとか、PM2.5の警報が出た、、、とか、リアルタイムの環境変化に応じて対処してくれている。
これは洗濯機の話だが、冷蔵庫もネット接続のものが出ているし、エアコンも結構昔から出ている。
拙宅ではさらに照明もネット接続しているので、年間の日の入りの変化や、急な外出などの時も臨機応変に家人の音声でON/OFFできるし予め時間を決めておけばその通りにON/OFFしてくれる。
そういうことでこの数年、照明のON/OFFスイッチには触れていない。
最近はそれら家電同士が繋がって情報交換をしながら稼働することもできるようだ。
まさしく、スタンリーキューブリック　2001年宇宙の旅　のコンピュータ　HAL　の世界が現実になったようにも思えてくる。

しかし、会話できるとはいえ、まだまだ幼い。
もう少し成長して、私と夢を語り合えるようになっていただきたいものだ、、。