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”スピーカーでラジオを聴こう”キャンペーン [日常]

ラジオ.jpg車で移動する時は大体FMラジオを聴きながら運転することが多い。
数日前、車で移動中、ラジオ番組の合間に「スピーカーでラジオを聴こう」という呼びかけが、、。
そういえば、、、最近では、かなりの人がイヤホンやヘッドホンでラジオを聴いていることに改めて気付かされた。
キャンペーンの主催者は、全国民放ラジオ99局。(一般社団法人 日本民間放送連盟)
今年はユーミンがデビューして50年になるとのことで、ユーミンがキャンペーンアンバサダー。
サブタイトルが、〜日本中、ユーミンに包まれたなら〜
ということで、これからしばらくはラジオでユーミンとの企画番組が頻繁にオンエアされていくようだ。

<写真:キャンペーンホームページより>


キャンペーンのホームページによると、

「ラジオを家族や仲間たちとスピーカーでいっしょに聴けば、感動や大切な思い出を共有することができます。“同じ時間、同じ音空間に包まれる”豊かなラジオ体験を通じて、リスナーのみなさまにラジオをスピーカーで楽しむライフスタイルを提案します。」

なんだか、新しいライフスタイルを提案するようだが、
そもそも、ラジオがこの世に登場した時から、このようなライフスタイルは定着していた。

さらに、トランジスタラジオの登場で、それまでタンスの上にラジオが鎮座していて家の中で楽しむものとされていたラジオライフが、その束縛から解放され、音楽をアウトドアでしかも移動しながらでも楽しむことができるようになった。

大学のキャンバスや街中で若者たちがラジカセをぶら下げたり肩の上に乗せてスケボーをしたりするのも当時の流行でもあった。
ここまでのライフスタイルであれば、今回のキャンペーンなどは必要もなかっただろうが、
ヘッドホンステレオ(ウォークマン)の登場でそれまでのライフスタイルが一気にひっくり返ってしまった。
更に高音質のイヤホンや軽いヘッドホン、更にはスマホの出現で音楽の聴き方はパーソナルな方向へより深く進行しているのである。

思い返せば、ウォークマンのメーカーに入社した年、会社からウォークマンを渡され、我々新入社員たちがヘッドホンをして山手線に乗ることが業務として命令された時は、本当に恥ずかしくて苦痛だった。
そのようなライフスタイルが存在しなかったからだ。
今から思うと、自分たちが今の音楽リスニングスタイル形成の先鋒だったということになる。

今回のキャンペーンはウォークマン以降に生まれ、人口構成でもマジョリティーを占めてきた世代に向けてのものだと思われる。
具体的には今年で43歳未満の方々だろう。

ライフスタイルは人々がそれぞれ快適だと思われる方向で広がっていく。
これからもいろんな提案や現象に接していくことになるだろうが、それらはいつの時代でも楽しいものである。




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