有事の際の GPS

毎朝のお散歩だが、もうこの数十年、お供はワンコとトランシーバー。
毎朝、日本全国、世界各地の無線仲間と話しながらのお散歩が続いている。
最近のデジタルトランシーバーは自分のコールサインはもちろんのこと、電波を出している場所の位置情報も刻々と発信し続けているので、今私がどこでどのように歩いているのかもリアルタイムでみなさんの地図上にプロットされていくので、今日はコースを短くしたな、、とか、今日は遠くまで歩いたね、、などの会話が行き交う。
更に、Google マップのストリートビューと連動しているので、私の目の前の景色もみなさんと共有されている。
なんだか、便利なのかどうなのか、、わからないが深く考えないことにしている。

その位置情報は地球を取り巻いている複数個のGPS衛星の信号を元に計算されて緯度経度、海抜、進行スピードなどの位置情報として送信されている。
そのGPSだが、元々は米国などの軍事衛星として打ち上げられており、そレを民間でも利用しているという状態だ。
軍事衛星だが、平常時は結構アバウトな位置情報で数メートルの誤差が出るのも当たり前なのだが、いざ、軍事演習や実際に戦争が始まるとなると一気にその精度が高まるようにコントロールされている。


今まで、私が歩くコースも時々車道の上になったり、海の上になったりと外れた軌跡を描くことも多かったのだが、この数週間前あたりから、かなりシャープでほぼ実際と同じ軌跡を描くように変化した。

ロシアのウクライナ侵攻前後あたりから、GPSの精度が一斉に高められたようだ。

ということで、私が歩道を歩いている時など、もっと車道側に寄ると朝日があたるから暖かいよ、、など結構細かな指示が遠隔地から飛んでくるようになってきた。
多分、位置情報の精度が±数十センチ台に上がったのだろう。
ミサイルも個人をピンポイントで狙うことが可能なのかもしれない。

しばらくはこの状態が続くのだろうが、私の朝の動きも不特定多数の方々から見られていると思うと、それを意識した動きにしなければならないなぁと思う今日この頃！？

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