SSブログ

オフコース リマスタリングでオンエア [日常]

IMG_5285.jpg先週、小田さんの事務所からNHKBSプレミアムと4Kで武道館ライブをリマスタリングしたものを放送するというお知らせが来たので早速録画予約しておいた。

内容は、1982年6月 当時では前代未到の 武道館連続10日間ライブ の最終日。
「over」という名前でのコンサート。
因みに、私もこのコンサートへ行き、そのライブ映像にも残されている。
なんでこの時期にこのようなことを、、?
と思い、調べてみると、先月8年ぶりに新しいアルバム 『early summer 2022』を発売したとのこと。
この一連のプロモーションなのだろう。

リマスタリングだが、映像と音を最新の技術でオリジナルのマスターテープを再度調整し直して作り直したもの。
そうなるとどうしても観客というより制作サイドの視点でみてしまうのは私の性(サガ)。


IMG_5286.jpg82年だとまだ世の中は画角4:3の従来のNTSCアナログ収録。
ビデオやレーザーディスクも発売され、当時はそれなりに見ていたが、ハイビジョンがスタンダードになった今見ると画質が非常に気になる。
解像度が低いのは仕方がないが、カメラが撮像管なので逆光の照明の光で焼き付きが非常に気になった。
焼き付きはシミのように残るので、その後のカットが台無しになる。
あと、複数台のカメラを使っているのだが、レンズの解像度のばらつきやカメラ本体の調整ズレが気になる。
私が担当していたらNGにする品質。
音は良い。
音声録音については、当時から大きく変化していないので今でも十分通用するレベル。

ふと我に帰り、このコンテンツは、内容を楽しむべき、、と自分に言い聞かせ、ファンの自分に戻る。
NHKで過去のドキュメンタリー製作された貴重な映像もコンサートの後に続いてまとめられて約3時間、十分に堪能させていただいた。
「言葉にできない」のステージバックの大スクリーンに映し出された地平線まで続くひまわり畑は今でも脳裏に焼き付いている。(映画ひまわりの素材を借用したようで、ウクライナのひまわり畑だ)

番組のMCはNHKでも評判のオフコースファン エグゼクティブアナウンサー阿部渉さん。
学生時代はオフコース同好会でNHK入局後も現在もオフコースの楽曲を毎日聴き続け、人生の基盤となっている筋金入りのオフコースファン。

これらの映像を見ながら、いろんな走馬灯も回りだす。
このコンサートが終わって、鈴木康博さんがオフコースを脱退、コンサートのタイトルのようにオフコースもこの段階で終了し、メンバーはそれぞれソロ活動に移行する。

鈴木さんの事務所の方が私の前職のオフィスにこられ、何か一緒にできないかとご相談があったが、丁重にお断りした。
私は、仕事をするなら小田さんと決めていたからだ。
以前、宣伝部にいた私は、自社のCMやプロモーションビデオに小田さんの楽曲を使おうと上司に提案したことがあったのだが、小田さんは、競合する東芝EMIに所属していたため、見事に却下。
苦渋をなめた経験があった。(追伸:現在は Sレコード所属になったが、あと30年早かったら、、)

その後も諦めきれず、私は、小田さんの楽曲での市販用のオリジナル映像作品を企画していたのだが、なんと、その小田さん自身が企画、監督して映画制作を開始したのである。
「いつか どこかで」と「緑の街」だ。
これにはまいった。
評価はイマイチで興行的には厳しかったと思われる。
事前にお会いしていればと、今でも悔やまれる。

そんなこんないろんな場面が頭の中を回り出す。

肝心の、久しぶりの小田さんの新しいアルバムだが、どんなものができたのだろうか、、、、。







early summer 2022 (特典なし)

early summer 2022 (特典なし)

  • アーティスト: 小田 和正
  • 出版社/メーカー: アリオラジャパン
  • 発売日: 2022/06/15
  • メディア: CD



nice!(5)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 5

コメント 2

ふうちゃん

こんにちは!
ブログを読んで、小田和正さんへの熱い気持ちを感じました。
また、プロならではの視点からのお話も 面白かったです。
小田和正さんとのお仕事が将来実現するといいですね。
また、のぞきに来ます。
by ふうちゃん (2022-07-05 17:28) 

kan

いつも訪問ありがとうございます。
by kan (2022-07-08 04:42) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント