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オテル・ドゥ・ミクニ 閉店 [食]

オーナーシェフ三國さんが、先月28日のランチをもって37年間続けたレストランを閉店した。

1982年三國さんがフランスから帰国して、'85年にレストランをオープンするまでのドキュメンタリーを当時NHKがオンエアしていたのをたまたま見たのだが、本当に生意気な青年だった。
あんなシェフは見たことがなかった。
開業した四谷の住宅街の中の洋館だが、そこはたまたまNHKの報道に勤務する方の都内での別荘だったということがこれまた運命的だったのかもしれない。
そんなレストランのその後もいくつかのメディアで度々紹介されるようになった。
私も近々行ってみようと思いながら37年経ってしまい、行く機会を逸してしまったのは多少悔いが残る。
開店当時、私の同僚たちはしばしばミクニへ行って食事をして、美味しかったと言っていたので隠し球にとっておこうと思っていたが、そうこうしているうちに予約も困難になる人気店となり、計画が壊れてしまった。



北海道の貧しい家庭環境で育ち、東京へ出てきて厨房掃除や皿洗い、鍋磨きが長い間続いたが、潜り込んだ帝国ホテルのシェフの神様と言われた村上信夫氏に見出されてヨーロッパ修行に出された。
これが三國氏の一大転機とも言えよう。

四谷の住宅街にオープンしたのが1985年。
当時、開店の様子や当時の三國氏のインタビューや様子が放送されたが、本当に生意気?で私の印象にも強く残っていて今でも彼の言動をはっきり覚えている。

今後の動向が気になるが、
現在の店を取り壊して更地にし、来年2024年 8席で自分一人で全てを作る店をオープンする予定なのだそうだ。
フランスの修行先のレストランがそうであったようで、初心に帰り自分の夢でもあった一人の店にするそうだ。

この決断も年齢的にもなかなかチャレンジャブルだが三國さんらしい判断のような気がする。


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