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ブーベ島(Bovet Island) DXペディション終了 [HAM]

IMG_0496.jpgアマチュア無線の楽しみ方の一つとして、できるだけ多くの国や地域と交信してその数を競い合うことがあり、DXCCと呼ばれて、米国のアマチュア無線連盟がその数に応じて賞状や盾を発行している。
まあ、ゲームといえばゲーム領域になるのだが、最高位の数を目指して日々のアンテナや無線機の整備、それらの継続運用などのインセンティブになっている。

人が住んでいて日常的にアマチュア無線家が無線をやっていれば、その地域とは比較的簡単に交信できるが、人が住んでいない島や秘境などはそこへ誰かが行ってサービスするしかない。
このサービスをDXペディション(探検)と呼んでいる。

今回のDXペディションは、南アフリカの南南西約 2,500 km に浮かぶブーベ島で行われた。
付属の小島を除けば周辺に島の姿のない絶海の孤島。
過去、数回アマチュア無線家たちがペディションをトライしたが、厳しい自然環境で中止されたり、資金が集まらなかったりでこの数十年間実現できなかったが、晴れて今月上旬、上陸することができ、電波を発信することに漕ぎ着けた。



このような厳しい環境なので、今後、自分が生きている間に交信できるチャンスは希有。
世界中のアマチュア無線家たちが一斉にこの孤島にアンテナを向けて電波を出すことになる。

そのDXペディションも世界標準時の本日2月14日午前3時で無事終了した。
限られた時間と周波数や電離層伝搬の変化の中で現地クルー達は最大限のサービスができたと思われる。

因みに、私は、クルーが上陸して電波を出し始めた初日に、電信(21MHz CW)で交信することができた。
世界中から先輩諸兄の電波が集中する合間を縫ってどうにかこうにか交信。
カナダ人のオペレーターだったが、見事で丁寧な電鍵さばきだった。
多くの方々はパソコンで行うデジタル通信(FT8)にも集中していたが、私は昔ながらのアナログ通信。
交信後は久しぶりに無線を始めた頃の昔に戻っていたような気分になった。

地球や宇宙空間を舞台に遊べる趣味として、ボケ防止にも良いだろう。




タグ:3Y0J CW
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