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詰草 [日常]

IMG_0712.jpgかつてヨーロッパで日本の浮世絵が知られるようになり、多くのヨーロッパの画家たちが影響を受けた。
ジャポニズムの始まりだ。

その、浮世絵はどのようにしてヨーロッパに渡ったのだろうか?

日本からは、有田や伊万里の陶磁器が東インド会社を経てヨーロッパへ輸出されていたが、その出荷の箱の中で緩衝材として使われていたのが和紙に刷られて失敗して捨てられた浮世絵だった。
今でも新聞紙などが使われる場合もあるが、当時は浮世絵だったようだ。

ヨーロッパの港に到着して、開かれた陶磁器の箱の中から出てきた数々の浮世絵(失敗して捨てられたものだが)を見たヨーロッパの方々はさぞ驚いたようだ。



反対にヨーロッパから送られてくる品々の緩衝材は何だったのか?
オランダから将軍家にガラス製の花瓶が献上されたとき(1846年)に箱の中にガラスが割れないように詰められていたものは乾燥した草だった。
この草は詰草と呼ばれ花が白かったので白詰草と呼ばれた。
そう、シロツメクサ。
クローバーともいうがヨーロッパ原産の豆科の植物でそれまで日本にはなかった。

毎朝のお散歩コースの草原いっぱいに、このシロツメクサが開花している。
四つ葉も比較的簡単に見つけられる。
当初は見つけて押葉にしたりしていたが、最近は見るだけで、季節の変化として楽しませていただいている。

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