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FAX [日常]

私が新入社員で会社に入社した頃、特に海外とのやり取りはTELEXだった。
ひと昔前で言うと 電信扱い か?
銀行振込などでは 文書扱いと 電信扱いがあって電信だと即日振込ができたが、その分振り込み手数料が高かった。
TELEXはいわば電報。
文字数によって通信料金が増えるので略号を使って文章を短くして送信していた。
thank you は TNX、 I hope to see you again は HPE CU AGN などと雰囲気で伝わる。
因みにこの略号はほとんどアマチュア無線の電信での略号と同じだったので、入社後会社の TELEX室へ行き略号で送信するのになんの困難もなかった記憶がある。




TELEX 通信の時代も終わり、気がつくとTELEX室も廃止されていた。
それに変わったのがFAX。
文字数に関係なく、図や手書き文字もそのまま送信できるため一気に普及した。
FAXは家庭用まで出始め、ラジオのリクエストや投書までFAXでOKという時代になったが、それも束の間、電子メールやPDFファイルなど新しいネットメディアの登場で世の中が一気に変わってしまった。

そんな今日日の時代、いまだにFAXが生息している領域がある。
日本の役所だ。
かなりの場面でFAXが多用されている。
世界でも日本だけではなかろうか?

最近までのコロナの感染情報は保健所と病院とのやり取りはFAXが大前提だった。
病院側の負荷は急上昇、全国的に医療従事者の疲弊を発生させた。

商工会議所あたりからの会員向け情報もほとんどがFAX。
私のオフィスもその為だけにFAXを設置した経緯があるが、この時代、なんとかならないものか?
このネット時代に中世の手紙でのやりとりをしている錯覚に陥ってしまう。
いつも日本はあらゆる分野でこのようなガラパゴス化に陥っているが、その辺りは博物館にお任せして、いい加減に時代の流れに乗れないものか、、、、、。

デジタル庁をはじめ各所での迅速なリーダーシップを期待する。

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