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シャック 訪問者 [日常]

シャック(shack)とは小屋とか掘立小屋の意味。
我々アマチュア無線家の世界では、無線機を設置している無線室のことを指す。
アンテナやアンテナタワーは外から見ることができるが、シャックは家の中に入れないと見ることができない。
昔から、世界中の無線仲間のシャックでは、アンテナを見て、なんだろう?と思った人や、あっ!無線をやっている家だ、、と無線に興味がある人などが良く訪問してくる。
ほとんどの局がそのような訪問者を歓待し喜んでシャックに招待し歓談するケースが多いし、昔からそのような慣習だった。
私も小学生や中学生の頃、無線のアンテナがあるお宅があるとシャックを見せてもらっていた。
もちろん、相手は見ず知らずの初対面の方々だ。
伺ったあと、部品をもらったり、後日、中古の無線機を貸してくれたりと至れり尽くせりで今から思うと随分図々しいことをしていたなぁと赤面する。
それをご縁に今もお付き合いが続いている先輩諸兄も多い。
無線仲間はそのような寛容な社会を形成している。

拙宅のアンテナは通りや電車の高架からも見えるためか、今でも訪問者が多い。


最近の傾向は高齢化とともに中高年の訪問者の比率が大きくなっている。
家人は私に、もっと若いイケメンは来ないのか、、と言ってくるが、こればかりはコントロールできない。
数年前、車で走行中拙宅のアンテナが見えたからと訪問してきたご夫婦があった。
その方々はカフェを経営していて休みの日に通りかかったとのことだったが、それ以来私も頻繁にそのカフェを利用するようになった。
ランチやディナーも非常に美味しく、更に趣味も音楽もオーバーラップしている部分が多く、これも何かのご縁ですねぇ、、とお互いに出逢いに感謝している。

訪問者は国内のみならず海外からもやってくる。
一度交信した方が観光で来日したので遊びに来るということが数回、あるいは、日本の温泉巡りで今度九州へ行くので、と スウェーデンのGoogleで "Fukuoka hamradio"で検索したら一番上に私が出てきたと言って連絡してきたスェーデンの若夫婦が訪問してきたこともあった。

今年は先月、家人が御所望の若いイケメンが来た。
彼とは彼が小学生の時から良く交信していたのだが、まだお会いしたことがなかった。
この春高校に合格し進学するということで買ってもらったという非常に高価なオフロードバイク(自転車)に乗って颯爽と現れた。
少々若すぎるかもしれないが、今までの流れに少々の光明が差したようでいい傾向として大いに歓待した。

通常は相手の顔の見えない無線だが、こうやって直接会って(Eyeball QSO )交流する楽しさもありやめられない要因でもある。

テレビ番組で、「鶴瓶の家族に乾杯」や「自転車 こころ旅」、「出川の充電させてもらえませんか?」、「さんま のサプライズ訪問」などロードムービー的な要素を含んだものが癖になったのかよく観ている。
それら番組もうちの近所を何回か通過したことがあるようだが、拙宅には来ていない。
家人は さんまさん が来ないかなぁ、、とか よく言っているが、どうだろう、可能性はあるのか?

こんな番組企画もので誰かが突然来たときにどのように対応するか、、など頭の中でシミュレーションしたりすることもあるが、こんなことを考えている時が楽しいのかもしれない。
が ハタから見れば、呆れられるのは必須だろう。



タグ:訪問
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