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ちひろとアジアの絵本画家たち [日常]

アジアマンスの一企画だそうだが、福岡アジア美術館でアジアの絵本画家達の展覧会がおこなわれていたので早速行ってみた。
(因みに、私の後輩がここで学芸員をやっているので、しばしば訪れる美術館のひとつでもある)
隣は、演劇や歌舞伎で連日盛況な博多座だ。

アジア各国の絵本の原画も興味あるものだったが、日本人作家の中で、特にこの「いわさきちひろ」さんの作品には感動した。
遠く忘れていた感情が蘇ったというほうがいいのだろうか、、行く前までは、絵本かあ、、と特段の強い意志もなく訪れたのだが、、行ってみて本当に良かった。
これも神様のお導き?と思い、なにかのご縁がないとわざわざ来ないよなあ、、と思う次第。

子どもを表現しているのだが、そのデッサン力はすごい。
水彩絵の具やポスターカラーをつかってほのぼのとした場面を描いているのだが、その筆遣いと色彩感覚はすばらしい。
よく描けるなあ、、、と感心する。
そのすべての絵の、目の描写がすごい、目と口元の表現は実にしっかりしている。
また、こどもの動きの一瞬を切り取る感覚が絶妙だ。

この視点を感じると、冒頭に述べた感覚が蘇るのだ。

帰りには作品集を購入してしまった。
この絵を見ながら、また、タイムスリップしてみよう。


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