珈琲美味

先日の蚤の市は、福岡城址の裏側にある護国神社で開催されているが、けやき通り沿いのそのすぐそばにある珈琲店が珈琲美味。
この近所に来るたびに訪問する珈琲店だ。
今回も帰りに伺って珈琲をいただいた。久しぶりに「濃味」をいただく。
福岡城址の緑を借景に、ゆるりとした時間が流れる。

店内は我々以外は全て韓国人だった。
最近の日韓関係にも関わらず、韓国で広く紹介されているようで、行くたびにガイドブックやSNSを見ながら来店される韓国人が絶えない。

先代のオーナーが若い頃修行されていた、東京 吉祥寺の井の頭公園入り口にあった喫茶店「もか」へも、たまたまなのだが、私が独身の頃よく伺っていた。
残念ながらそこは閉店したが、「もか」にあった焙煎機は現在この「珈琲美味」に持ってこられて現在も稼働している。
店頭に置かれている焙煎機を見るたびに井の頭公園やその当時のことを思い出す。

この「珈琲美味」のお店を設計した建築家の事務所が店のお隣にある。
本業は設計事務所なのだが、同じけやき通りでスリランカ料理店（福岡の老舗）も経営されているユニークな事務所。
その社長である建築家のM氏は私の学生時代からの知人という奇遇。
珈琲美味さんといい、M氏といい福岡でも東京でも相互に見えない糸で繋がっていたかのような不思議。
因みに、私の移住のために新築した福岡の拙宅はこのM氏の設計。

世の中みんな根っこで繋がっているんだなぁ、、と思う今日この頃。