ここ数日、いい天気が続いているせいか、前々から友人と話題に出ていたクルージングをしないかと、お誘いがきた。
真夏だと熱射病になりかねないので自粛していたが、そろそろいい季節だなあと思っていた矢先だったので、日曜日に停泊している志賀島の港から出港した。
目的地は玄界灘に浮かぶ
玄海島。
玄海島は、かつての福岡西方沖地震の震源地。
家々はすっかり建て替えられて新築の住宅が綺麗に立ち並んでいた。
毎朝、自宅前から遠く霞む姿を見ているが、産まれて初めての玄海島上陸だ。
風も穏やか、波も穏やか、エンジン付きのクルーザーだが港を出てからは帆を張って風の力のみで航行。
そこからは私が舵を切りながら航行。
左下に写っているのが玄海島港に着岸したクルーザー。
正面に白い建物が見えるが、高齢者が生活する住宅だそうだ。
その後ろに一般の住宅が立ち並んでいる。
かつて、地震のニュースで見たときはこのあたりの住宅は、全壊だった。
我々の後に続いて、博多港からの定期船が入港してきた。
博多港から35分で到着するそうで、さすがエンジン付きは早い。
ちなみに、地震以降、定期船ターミナルにはチケット販売所と自販機以外何もない。
島にはコンビニも食堂も宿泊施設もない。
基本的には島民と釣り人が行き来するくらいなのだろう。
無線をしながら航行したが、さすがに電波の飛びがいい。
海上移動運用もクセになりそうだ。
学生時代はよく乗っていたが、本当に久しぶりのクルージングだ。
穏やかな海上でのんびり時を過ごすのは心身ともに栄養になった気がする。