天ぷらのひらお というと、現地の人のみならず、博多に来た人が訪れる店としても知られている。

注文した天ぷらが出てくるまで、テーブルの上にある漬物や自家製イカの塩辛などとご飯で好きなだけ食べられる楽しさがある。

その、食べ放題のイカの塩辛だが、先日から姿を消した。
どうもイカの不漁によりイカが不足してきたことが原因のようだ。
イカ自体が流通しなくなったということでは無く、ひらお の塩辛に適する品質のイカが入荷しなくなったということらしい。
すでに、北海道あたりでは、イカがいなくなって、函館の有名なイカソーメンも食べることができなくなって久しい。
とうとうここまできたかと、足元まで来た現実に直面してしまった。

原因は、海水温が上がって来たかららしいが、
たかが海水温と思っていたがいろんなところに波及してくるものだ。
かつては太平洋の下の方で沖縄の東方にあった太平洋高気圧もグッと北東側に移動して小笠原近辺が台風の発生源になり出し、東京をはじめとする関東地方が 台風銀座 になってしまった。

そういえば、私が東京に住んでいた頃から東京は台風に襲われ出していた。
自宅の雨どいの一部や屋根の上の無線のアンテナが台風一過(年代は忘れたが13号だった)の朝、無くなっていたこともあった。
いまだにどこへ飛んでいったのか不明。
そう考えると、ここ北部九州でそのような経験をしたことがないので、確実に、台風のコースが変わったことになる。

平均海水温が1度でも変化すると、あらゆるところに影響が出てくるようだ。
しかし、イカが少なくなったのは、名残惜しい。

この変化は回復するのだろうか??