ヨシダナギ 写真展

TBSの　クレイジージャーニー　という深夜番組を見るともなく見ていたら、最近は進んで見るようになってきた。
通常の観光とは真逆のディープな非日常的な結構やばい世界旅番組。
不思議と癖になって見るようになってしまった。

その中で、数回見たのが　ヨシダ　ナギ　さんの　旅。
世界中のいろんな少数民族の写真を撮り続けている女性写真家。

その方の写真展が福岡で開催されているというので最終日に間に合わせて伺った。
いろんな民族の方々をカメラの前に並ばせて写真を撮るというのは、かなり困難な技。
現地へ行き、その民族と同じ格好をしてしばらく共同生活をして馴染んでからでないと撮れないらしい。

ご自分が少女の頃、大きくなったらアフリカの原住民のような姿になれると信じてワクワクしていたらしいが、１０歳の時、お母さんから、あなたは日本人だから絶対になれない、、と言われ人生のどん底に突き落とされたような気分になったそうだ。
それだけ、生まれながらに何か憧れたものがあったのだろう。


それ以降、カメラウーマンとして世界のあらゆる民族を撮り続けているらしい。
この写真展は、珍しく、写真撮影OK.
会場内どれでもOKという、私は初めての経験だ。
こんなに撮らせていいのだろうかとも思うが、反面、それらの写真がこのようにネット上で拡散してヨシダナギという写真家のブランディングになる可能性も大きい。
彼女はきっとそちらに賭けたのだろう。


撮影の構図は全て同じ。
町内の写真館のポートレート写真のようにも感じられるが、数がまとまると、図鑑的意味合いも出てきて将来的には重要な文化人類学的なアーカイブとなるかもしれない。
因みに、これは日本のアイヌの方々。
どの民族もカッコいい。


一人一人をじっくり見ると都会の方々と全く同じなのがよくわかる。
眼差しの鋭さが少々？違うのが、ビビッドでカッコ良い。


これは北アフリカ西部のオアシス周辺に住むベルベル人。

世界各地のみなさん、カッコいいし、美しい。