巷ではなぜか中国発の新型コロナウィルスの話題が続いているが、この同時期米国ではインフルエンザの凄まじい流行が蔓延している。
2019年〜2020年の米国でのインフルエンザの状況だが、
米国疾病対策センター(CDC)の1/24現在の集計によると、
米国内で、感染者1,900万人 入院18万人 死者1万人以上
と新型コロナと比較すると桁違いの猛威が続いている。
コロナウイルスにばかり偏重して騒ぎ立てている日本のマスコミのパニックぶりには、すこし冷静になって受けとめる必要がありそうである。
もし、コロナウイルスの危険性ゆえに、中国から日本人をチャーター機で引き揚げさせる必要があるならば、それ以上に深刻なアメリカからも、チャーターで日本人を引き上げさせなければならないはずである。しかし、在中国の日本人の数は約12万人、それに対して在米の日本人の数は約44万7000人(外務省調べ、2018年10月1日現在)。日本人観光客は中国約268万人、アメリカ本土約360万人、ハワイ約159万人と、途方もない人数となる(日本政府観光局調べ、2017年)。
希望者全員の帰国は非現実的であり、同時にインフルエンザ感染者を帰国させてしまうリスクについても真剣に考えなくてはならない。
同等に比較するのもどうなのかわからないが、米国から日本へ入国する方々の保菌確率の方が高いはずで、その影響も大きいと思う。
気がつかないうちに、これらが日本国内にも蔓延していることも考えられる。
これはこんなものだと現状のように対症療法でいくのだろうか?
賢明な厚生労働省の方々なのでこのような状況はすでに把握されているはずだが、このところのマスコミの偏重報道は非常に気に掛かる。