- 日常
そうしないとこの綺麗な川の水が汚染され、山々が死んでしまうと直感したそうだ。
親の代まで、元々下流で焼酎工場を営んでいたそうだが、これを機に家業を継ぐことにし、買い取った場所に綺麗な水を利用できる醸造所を建設した。
社長のお名前が鳥飼さんで、会社の名称も 鳥飼酒造。
勘や経験も大事だが、鳥飼社長は製造工程を科学的に分析し、自分が追い求める理想の酒を実現させるために試行錯誤の実験でデータを集め、この酒が実現した。
この社長だが、どう見ても球磨焼酎の酒造屋さんには見えない。
デザイナー、作家、建築家などのクリエイターの方かと思わせる風貌だ。
ロックか水割りで冷たくして飲んで欲しいと書かれている。
今までの焼酎という概念から大きく外れたもので、香りも味も私には初めての経験。
上から2つの写真は、同梱されていた蘊蓄書きの印刷物の写真。
綺麗な緑の渓谷や醸造所などの素晴らしい写真が掲載されている。
この写真は誰が撮ったのだろうか?とどうも気に掛かるため、鳥飼のホームページを開いたところ、なんと 十文字美信 さんではないか。
鳥飼酒造のホームページに、社長と十文字さんとの出会いについても書かれているし、本人も顔出ししていた。
なんとなんと、十文字さんとは、ずいぶん前になるが仕事でご一緒したことがあるが、こんなところでまた接することができるとは、これも何かのご縁、今回は鳥飼社長を経由してのことになるが、つながっているのだなぁ、、と勝手に妙なご縁を思った次第。
人吉は今回の水害で大きな被害を受けたが、蒸留所は源流にあるため大きな被害はなかったようだ。
近いうちに機会を作って、この界隈を訪問してみたい。