基準地価

先日、全国の土地の基準価格が公示された。
毎年のことながら、最終的に自分の身に降りかかる固定資産税が気に掛かる。

バブル（1985年から1991年）の頃、東京の地価や住宅の価格は倍々ゲームで上昇し、最終的には弾けて崩壊した。
バブルの崩壊だ。（バルブの崩壊という人がいて、必死で笑いを堪えたことがある）
丁度その頃東京の自宅を住替えで検討していた頃だったが、あれよあれよと高騰していったことを思い出す。

今はバブルではないが、今年の福岡エリアの公示価格は全国１番の上昇率で高騰している。

不動産の評価額が上がっていくのは嬉しいような悲しいような微妙な気分。
東京での経験がオーバーラップしてくる。

最近では、首都圏の不動産会社や建設会社がどんどん周りに進出してきて賑わしている。
それらは、今まで見向きもされなかった市街地の狭小地や三角、台形、旗地などの扁平地専門の住宅建設で急に業績を伸ばし続けている。

近所で今までぺんぺん草が長い間生えていた狭小や変形の土地に次々と新しい建物ができ始めてきた。
東京ではそれが普通に行われていたが、こちらでは非常に珍しく、まさしく隙間産業として急成長している。
TVCMもメジャーなタレントを使ってのローカルCMが大量にオンエアされている。

このような状況なので、今回の公示価格もなんとなく実感を持って感じられる。
しかし、このままどこまで上がっていくのだろうか？
若い世代の所得も順調に上がっていけばいいのだが、、、、。