企業や家庭から出る二酸化炭素(CO2)などの温暖化ガスを減らし、森林による吸収分などと相殺して実質的な排出量をゼロにすること。 「カーボンニュートラル」とも呼ばれる。 政府は2020年10月、50年までにカーボンゼロを達成する目標を掲げた。
海外では欧州が2050年、中国が2060年の「実質ゼロ」を打ち出している。
二酸化炭素を出す自動車の領域では、
中国やヨーロッパでの電気自動車へのシフトが続いているが、ヨーロッパは少々足踏み状態になったようだ。
日本は、まだまだガソリン車が主流だが、このあとカーボンニュートラルを目指してどのように動くのか、、、?
海外での動きだが、電気自動車にすれば二酸化炭素を出さないという短絡的な発想でシフトしているのか?
現在の日本国中の自動車が電気になれば、追加の電気を作るために発電所では膨大な二酸化炭素が発生する。
それでは本末転倒。
仮に原子力発電に頼ると、もう一基新たに作らなければ賄うことができない試算のようだ。
日本の自動車メーカーは、脱カーボンのために二酸化炭素を出さない内燃機関(エンジン)を目指したいと言っている。
電気モーターに一斉に傾向するのはいかがなものだろうか?
東京都では、数はまだ少ないが、すでに複数のバス会社が水素燃料電池バスを走らせている。
福岡市では、今月から水素燃料電池バスの営業運行が始まった。(九州大学伊都キャンパス〜JR九大学研都市駅)
水素を使って走らせ、排気ガスは水蒸気。
これが一般の自動車で製造販売されないかと心待ちにしている。
水素を取り出すために電力を使うこともあるが、福岡では下水処理場からも採取している。
電気そのものを大量に消費する電気自動車よりは効率的だろう。
一部実験的に走り出してはいるが、大量生産で母数を大きくして安くなればかなり普及すると思う。
水素燃料電池や水素エンジン、、。
内燃機関では日本の技術はトレンドの先を走っている。
これこそカーボンニュートラルに近づく方向にならないだろうか?
<写真:今月から福岡市内で営業運転を始めた水素燃料電池バス>