久しぶりにご
近所のアンテナ百景屋根馬のカタログでは見たことがあったが、実際にあげているのを見るのは、ここぐらいではないだろうか?
屋根馬の部分が5~6mくらいはあるだろうか?
地上からアンテナの給電部分まで15mくらいになる。
ここまでくると立派なものだ。
アンテナは7~28MHzのV型ダイポール(通称バンザイアンテナ)のようだ。
時間帯が違うのか、未だこの局の電波は聞いていない。
見るからに飛びそうな気がする。
因みに、このアンテナ、『崖の上のポ二ョ』のお母さんが使っていたアンテナと同じものだ。
お母さんが使っていたアマチュア無線のコールサインは、 JA4LL これは昭和30年代に中国地方で発行された無線局免許だと思う。
映画の風景や地形の特徴から瀬戸内地方ではないだろうか?
コールサインの4エリアは山口、広島、岡山、島根、鳥取のいずれかしかないので、山口、広島、岡山に絞り込まれる。
この映画の事をググってみると、宮崎駿監督が社員旅行で行った広島県 福山市 鞆の浦 ( とものうら )がモデルになったということがわかった。
そこには
古民家を改造した、金魚がいる、食堂(海彦)が現存し、それが印象に残っていたらしい。
鞆の浦というと、港を横切る道路計画に対して景観訴訟が起きて有名になったところでもある。
このコールサインが発行された年代とお母さんの年齢(たぶん30代前半?)から計算すると、
お母さんが免許を取得したのが学生時代だとすると、あの場面は昭和40年代の時代設定ということになる。
しかし、昭和40年代にあのアンテナは存在していない。
ここに矛盾が生じる。
(主人公とお母さんがお父さんの船に向かってベランダから発光信号機(ライトガン)で通信をしていたが、BAKA BAKA BAKA BAKA、、、、、 愛してる、、、、、、、なんて字幕が出ていたが、あれ、その気で解読していなかったので、ビデオか何かでゆっくり解読してみよう)
いったい、あの時代はいつなのだろう?
因みにあのコールサインは現在使われていない。
フィクションだと言われるとそれまでだが、その筋の専門家が見るとあまりにも不自然な設定は避けるべきだ。
しかし、あのような丘(崖)の上で思いっきり無線をするというのは、私の少年の時からの夢でもある。
宮崎さん>次に無線を使う映画を作るときは是非私を時代考証等担当にアサインしてください。
PS:ポ二ョってワープロ変換でどうやって一発で出すのだろう?