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標準電波 [HAM]

おおたかどや.jpg12年前、東日本震災の時にこの話題に触れたことがあるが、もう12年かという気がする。
震災直後、福島原発の事故による避難命令によって、福島県にある おおたかどや山標準電波送信所の職員も避難したため、東日本をカバーしていた標準電波が停止した。
そのため日本の東半分の標準電波で動いている電波時計が一斉に狂い出したという時期があった。
私は東京で経験したが、糸が切れたタコのように、時計の基準がなくなったため少しづつ狂い出した。

写真は、その送信所。
こんなことは過去無かったが、今後もないことを願う。

この送信所の概要は下記の通り。

送信所名称:国立研究開発法人情報通信研究機構
          おおたかどや山標準電波送信所(福島県)
  空中線電力:50kW(アンテナ効率約25%)
  電波型式:A1B
  送信周波数:40kHz
  総敷地面積:約88,668m2
  アンテナ施設:地上高250m傘型
                
  運用:連続運用
     (機器の保守点検、落雷対策時を除く)


haganeyama.jpgこちらは、西日本エリアを担当する はがね山標準電波送信所。

福岡県糸島市と佐賀県の県境に位置している はがね山 の頂上に設置されている。

東日本震災時は、福島からの標準電波送信が停止したため、この送信所からの電波のみが日本全国からの頼りとなっていた。
電波の到達距離が1,000Km程度なので、関東あたりまでが限界だったと思う。
私は福岡から約900Km離れた東京で、このアンテナからの電波を受信するために、福岡側の窓際へ時計を移動させてかろうじて時間を合わせていた。
関東以北の方々は、前述のように正しい時間に同期できずのようだった。

この糸島の送信所は、現在の福岡市西区の拙宅からは比較的近距離のため、おかげさまで強電界下、安定した時を刻ませていただいている。

かつては標準電波(JJY)といえば、短波が使われていたが、時代の流れで、現在は長波になっている。

送信所名称:国立研究開発法人情報通信研究機構
          はがね山標準電波送信所
  空中線電力:50kW(アンテナ効率約45%)
  電波型式:A1B
  送信周波数:60kHz
  総敷地面積:約115,803m2
  アンテナ施設:地上高200m傘型
                
運用:連続運用
     (機器の保守点検、落雷対策時を除く)
タグ:JJY 福岡 福島
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