大津市の痛ましい事故は心に刺さる。
2歳児ということも更に切なくさせてしまう。
歩道の奥にいたにも関わらず車が飛び込んで来たわけで、どうにもしようがなっただろう。
日本は、車単独や車同士の事故より歩行者に対する事故の方が多い特異な国である。
歩行者優先で歩行者を守る思想で車社会や法律が構成されてこなかったので、このような特異な状態になっているのかもしれない。
歩道橋などの発想も外国から見たら非常に驚かれるものの一つだ。
本来であれば、車が地下に潜って歩行者の通行を守るべきだろう。
とはいうものの、これから先、現実的に少しでも良くしていくにはどうすればよいのか?
歩道の作り方も改善できないだろうか?
そういう目で我が街を見てみると、歩道と交差点の関係は一応考えているようで、ポールや柱を立てたりして、歩行者の導線を阻害することなく、車の侵入を少しでも低減する努力がなされていた。
柱を立てるだけでも、運転者はハンドルを切るかもしれないし、まっすぐ突っ込んだとしても、かなりのエネルギーはそこで減少するのでその奥にいる歩行者は、柱が無い時に比べると守られる確率は高くなる。
交差点事故の多い場所から優先順位をつけて形にしていくだけでも効果はあるかと思われる。
車自体の危険認識・対応装置の実装も進んではいるが、交差点や歩道の対策も同時に進めていく必要があるだろう。