夏のこの時期、蓮の花が咲く。
ここは福岡城址のお堀。
小雨の中ふとお堀に目をやると水面に一斉に蓮の花が咲いていた。
あれ、黄色とピンクがある、、蓮と言えばピンクのイメージしかなかったので改めて新鮮な思いがする。
蓮の花と言えば、写真家の
秋山正太郎さん を思い出す。
もう30数年前になるが、秋山さんと数年間お仕事をさせていただいた時、メインの仕事以外にライフワークとして毎年夏になると蓮の花を撮り続けておられたことを思い出す。
「君、蓮の花が咲くとき、パカッと音がすることを知っているかい?」と言われ、本当なのかどうかわからなかったので、朝早くから撮影について行った覚えがある。
暗いうちからカメラをセットして夜明けともに開花する瞬間を撮っていくのだが、結局よくわからなかった。
助手の皆さんは、聞こえると言っていたが、、たまたまなのか私にはよくわからなかった。
福岡城址のこの花を見ながら当時のことが走馬灯のように思い出されてきた。