ウクライナの話題が続くが、いい機会なので関連した話題を、、。

2017年あたりから、D1DXというコールサインのアマチュア無線局が電波を出し始めた。
正規無線局であれば、国際電気通信条約で全世界加盟国のアマチュア局のコールサインはルールに沿ってアサインされている。

しかし、この D1 というコールサインは、どこの国にもアサインされていないし、使用は当然認められていない。俗に言うアンカバー(Under Cover)。
違法無線局ということになる。

電波を出している局は、ドネツク人民共和国から電波を発信していると言っている。
ドネツクというと、ウクライナのドネツク州においてロシアへの編入を求める親ロシア派武装勢力が2014年に武装蜂起して実効支配し一方的に「独立」したと宣言している地域。
世界中のアマチュア無線局などの無線局は電波を出す国から正式に許可された局とのみ通信することができるので、相手局がこのようなアンカバー局の場合、交信すること自体も違法行為となってしまう。