- 日常
この一帯は 長垂(ながたれ)の含紅雲母(がんこううんも)ペグマタイト岩脈 と呼ばれ、1934年(約90年前)福岡市初の国天然記念物に指定されている。(長垂はこのあたりの地名)
岬の丘側、JR線あたりに「太閤井戸」が残っている。
豊臣秀吉が唐津の名護屋城へ行く道中、この辺りに渾々と泉が湧き出ていたため、その水を使ってすぐ下の「生の松原」でお茶を立てたらしい。
このエリアには、他にセシウム、ウランなどの稀元素を含む珍しい鉱物も確認されている。
因みに、海側の土地が崩れないように石垣が作られているが、これは土地の所有者が私費で築いたもの。
このような特殊な岩脈があるために土地の所有者はこれ以上どうすることもできず放置しているとのこと。
素人考えだが、これら岩脈から今不足しているレアメタルを採掘すれば国益になるのではと思うのだが、天然記念物指定との兼ね合いなのだろうか??
でもこのカエル岩の謎が解けたので溜飲がスッキリした気分ではある。
当面は観光名所にでもなればという所有者のお考えのようだ。
<図や写真は西日本新聞から>