この数字だけでなんのことかお分かりだとすれば、かなり通の方だと思われる。
24日は、毎年この時期に行われる福岡県糸島市の白糸酒造の蔵開きの日。
その製法から
ハネ木まつり と称して、毎年多くの人出で賑わっている、
いろんなラインナップで銘酒が作られているが、その中でも注目されているのが、
「田中65」。
扱っている店が限定されているのでなかなか入手が困難なお酒。
因みに、ここ白糸酒造で作られているのだが、この蔵元では購入することができない。
そして、今年新製品として発表されたのが、
写真右側の 「6513」。
余談だが、瓶と瓶の間の黒い突起物は ノエルの頭。
6513の瓶の中にも映り込んでいる。
社長が田中さんというお名前で、原料の山田錦の精米歩合が65%なので 田中65 というネーミングにしたそうで、確かに、この65%は絶妙なバランスの歩合だと思う。
私も、この話を聞いていろんな精米歩合の酒を試したが、やはり65%が私にもフィットする気がする。
そして、新製品の 6513だが、田中さんが言われるには、日本酒のアルコール度数は13度にすると非常に美味しく飲みやすいお酒になるとのことで、 精米歩合65%、アルコール度数13% で 「6513」というネーミングにしたとのこと。
この6513だが、さらに驚いたのは、福岡では販売しないということ。
東京でのみ販売するらしい。
おっとっと、、待ってくれ。 と言いたくなるが、これも白糸さんのマーケティング戦略なのだろう。
田中65もそうだったが、6513もさらに輪をかけて厳しいマーケティング。
商品を見てわかる様にラベルが貼られておらず、商品名はガラス瓶に直接印刷されている。
商品説明はビールのように日本語と英語で記載されており、とてもトラディッショナルな日本酒とは思えないデザイン。
これらの特殊なマーケティング商品がこのハネ木まつりの会場のみで限定販売されるというので、これを逃したら、東京まで買いに行かねばならなくなるため勇んでオープン前に急行した次第。
少々並んで、念願のブツをゲット。
早速、6513を試飲。
アルコール度数が少ないため、かなり軽くスゥーっと飲める。
香りや味は白糸のDNAを引き継いでいるようだ。
コテコテの日本酒ファンからするとパンチに欠けると思われるかもしれないが、これはこれで、飲む場面を考えて飲み分けることをすれば楽しめるだろう。
外国人が飲んだら何というか、、一度試してみたい。
さあ、6513 が東京でどのような評価を受けるのか、、楽しみにしておこう。