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電話できない? [日常]

学生の就活も始まり、街頭ではリクルートスーツ姿の男女を見かけるようになった。
この学生たちが生まれたのは逆算すると22〜3年前なので1994〜5年あたりになる。

その頃は、まさしくインターネットが日本に上陸した年。
私にとってもインターネットでの仕事を始めた年でもある。
その頃生まれた方々が就職する年になったというわけである。

その方々の面接時に企業側の面接担当者が驚くような体験をし出している。



生まれて物心がついた時からインターネットが存在しており、eメールは自然の存在。
小中学校ではネット上で情報を見聞きし、高校生、大学生になるとコミュニケーションはeメールではなく LINE や Facebook のメッセンジャーで行っている。
そう、そこにはかつての電話でコミュニケーションするという経験が希薄なのである。
電話が嫌いなのではなく、電話でコミュニケーションすることが稀有なのである。

面接時に学生から、「職場では電話がかかってくるのですか?」とか、「業務で電話がかかってくるのですか?」
などと意表をつく質問が飛び出してくる。
彼等からすると、就職後に今まで使っていなかったツールを使わなければならないのかが不安の対象になるらしい。

そういえば、我々の頃、学生時代に電卓なるものが発明され、学校でもほとんど電卓を活用していたが、その頃一般的な会社では そろばん を使うところが多かった。
就職の面接の時、そろばんができた方がいいですか?と質問した覚えがある。
(結局電卓の出現で、その後日本の職場から急速にそろばんがなくなった)

ちなみに、昨今の仕事上での電話に関していえば、特にIT系の企業内においては、電話は全通信量の1割未満になったような気がする。

まさしくそのような感覚なのかもしれない。
時代の流れの中でこのようにお互いに違和感を感じる世代が向き合う場面は今後も続くのだろう。

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