人口減

JR西日本が２路線を第三セクターへ移管すると発表した。
さらにJR四国では１２駅が無人化になり　四国での無人駅率が８６％になる。
似たような現象で、バスやタクシーの運転手がいなくなりバス路線が廃止されたり客待ちのタクシーの列もめっきり見なくなった。
時代が逆行している。

10月14日は明治時代、新橋と横浜間に鉄道が開通した鉄道記念日だった。
日本の鉄道はそれから国営の鉄道として、全国の隅々まで網羅され、国民や産業はその恩恵を受けてきた。
高度経済成長の時代も終わり、その後は、成長が鈍化、膨大な鉄道網も維持しきれなくなり、国鉄は分割民営化でJRとなり今に至る。

日本は経済どころか国民の数、つまり人口が毎年減少し続けるという日本の有史以来初めて、経験したことのない時代に突入している。
経済力低迷も人口低減で国民総生産力が低下したことが要因の一つだろう。
そうなるとそれまでの政策はもちろん、各種制度の根幹をなす人口増に基づく安易な見通しはすべて仕切り直して構築しなければならないことになる。
年金しかり、税制しかり、教育から産業構造まで、、、。
無策だと、日本の国力は落ちていくことになる。
申し訳ないが、さらには、現在の日本の人口の大半を占めている団塊の世代は、あと１０年から２０年すると次の世へ行かれるため消滅していき、日本人が急速に減少していく。
残された日本はどうなるのだろうか？
多分、賢明な日本民族はきっと更なる繁栄を築いていくに違いないと信じているが、それら後進のための施策を今行わなければならない。

国が想定以上にもらい過ぎた税金（ここ数年日本は有史以来最高額の税収が続いている）を、国民に返すのではなく次世代の子供達に向けての制度構築のために投資すべきではないだろうか。

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