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NiCT 一般公開 [日常]

年に一回行われる一般公開に行ってきた。
場所は東京都小金井市、車で移動したが、土曜ということもあり時間がかかりすぎた。

NiCT (National Institute of Information and Communications Technology)情報通信研究機構。
日本標準電波(電波時計はこの電波を基準に動いている)や電波伝搬予報などで私が子供の頃からお世話になっている機関だ。

特に電波伝搬予報は毎日見ているので、天気予報と同じくらい重宝している。
ここからの予報にしたがってアンテナの向きを変えたり、交信する国を選んだりしている。
また、太陽風の予報や電離層の刻々と変化する画像情報は本当に役に立っている。
 いつかはここの施設を見てみたいと思っていたが、本日、子供の頃からの長年の夢がかなった。



近隣の方々や研究員のご家族だろうか、大勢の家族連れで賑わっていた。
また女性研究員が多いのにも驚いた。


広大な敷地に、いいアンテナが建っていた。
一本ほしいなあ。


世界初の実用無線電話機が展示されていた。
逓信総合博物館の地下に眠っていたTYK無線電話機(鳥潟、横山、北村さんが発明、特許を取得したことから)がここに修理を依頼され、完成したため、丁度タイミングよく展示されたそうだ。
1912年(明治45年)日本独自の発明だそうだ。
回路図を見せてもらったが、火花送信機にマイクをつけたものだった。
よくもまあ、こんな稚拙な装置で通信ができたものだと感心した。
当時、海上で90Kmくらいの距離で無線電話通信ができたそうだ。

現在のケイタイの曾おじいさんくらいになるかな。


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コメント 2

kaoru

おはようございます。
子供の頃からの夢だったのですね。叶って良かったですね。
世界初の実用無線電話機って凄いですね。
by kaoru (2007-07-29 08:18) 

kan

kaoruさん
おはようございます。
予算の半分以上が国の補助金でまかなわれているようです。
通信衛星の開発や無線通信の開発など優秀な人材が恵まれた環境で研究していました。
今後の日本もまだまだ期待されます。
by kan (2007-07-29 12:08) 

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