大田区 洗足池 [日常]

点検中は暇で折角なので散策でもしようと思い、洗足池へ行ってみた。
ここはずいぶん前(30年くらい前か?)花見で夜行ったことがあったが、明るいときに行くのは初めてで、こんな所だったのかと、改めて認識した。

広さは福岡の大濠公園の半分くらいだろうか?
こじんまりとした都心の池だ。
湧水と機械的な浄化装置で水が管理されていていろんな生き物がいた。
やたら鯉が多い。
足音を聞いただけでたくさんの鯉が寄ってくる。

幕末の無血江戸城開城後、勝はここ洗足に別荘を建て、気に入った場所だったようでここに住んでいたようだ。
墓所のとなりに、盟友 西郷隆盛 の詩碑が建っているが、これも勝が持ってきたらしい。
勝と西郷はここで今後の日本について夢を語り合ったそうだ。

先週奇しくも伊万里に向かった勝海舟と坂本龍馬の話を書いたが、翌週そのお墓に巡り合うとは、偶然ではあるが、なんとも不思議な気がする。
勝は晩年ここで暮らし、楓を数株植え、次の歌を詠んだそうだ
うゑをかば よしや人こそ訪はずとも
秋はにしきを織りいだすらむ
染めいづる 此の山かげの紅葉は
残す心の にしきとも見よ
真っ赤に映える紅葉がそれを眺めている勝を染めている光景が目に浮かんでくる、、、、。
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