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能楽堂 [日常]

IMG_2815.jpg先週末、とあるイベントで、初めて福岡 大濠公園能楽堂 を訪問した。
この能楽堂ができたのは、昭和61年なので、私が福岡にいた時は存在もしていなかったため、今まで全く知らなかった。
それまで能楽といえば博多区 住吉神社の能楽殿。
そこは戦前の昭和13年からあり、戦火を免れたため現在も利用されている。

私が東京在住の頃は、千駄ヶ谷の国立能楽堂に狂言を時々鑑賞に行っていた。
その国立能楽堂も昭和58年開設なのでまだ三十数年と比較的新しい。
大濠能楽堂オープンの3年前なので似たようなものか。
そう考えると、博多の住吉能楽殿は80年以上と立派なものだと思う。

私が中学生の頃、狂言に接して以来なんとなく親近感を覚え、上京後10年くらいして国立能楽堂がオープンしたので、時々伺っていたという経緯がある。

まさか、大濠公園に能楽堂があったとは、、帰福後知ったのだが、今回初めて中に入れて感無量だった。


IMG_2826.jpg今回の能楽堂の催事は能狂言ではなく、講演会。
太古の時代から多くの文化が行き来していたこの福岡の地のことを再確認し、市民の文化リテラシーを向上させ、さらに素晴らしい街にしていくためににはどうすれば良いか、など、あらゆる領域の方々に登壇していただき意見を聞くという会の1回目をこの能楽堂で行うというもの。

題して、Fukuoka Art Culture Talk 「FACT」
今回は、博多人形師 三代目の方と幕末にペリーに随行して記録係として写真機を持って黒船で来日したカメラマンの子孫のアメリカ人(現在京都在住カメラマン)とのディスカッション。
ちなみに会場写真の奥に並んでいるのが彼の作品。
幕末の湿板カメラで現代を記録している。

場所と話の内容が自然に溶け込み、いい催しとなっていた。
今後、継続的に行っていくというので楽しみだ。

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