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福岡市美術館 リニューアルオープン [日常]

576060571.251363.jpg昨年、ゴジラ展を最後に長い間リニューアル工事を行なってきた福岡市美術館だが、この度工事も完成しリニューアルオープンの記念展が開催されるというので伺った。


昨年、ゴジラに押しつぶされて?(プロモーションビデオで)休館したが、その期間中、収蔵品は全国各地の美術館へ貸し出されて、各地で人気の展覧会になったそうだ。
そんな人気の作品を福岡市は持っていたのか、、と気がつかなかったが、今回はそれらが戻ってきて収蔵品展として一堂にお披露目するとのことだったので、これは行かねばならないと馳せ参じた。


IMG_2874.jpg以前は低い壁に覆われて外からも中からも目の前の大濠公園とは一線を画されてきたのだが、今回の工事で目障りなものは全て取り払われ、大濠公園と一体化されすっきりと見晴らしも良くなった。


IMG_2875.jpg1Fのロビーはオープンスペースでミュージアムショップや休憩スペース、ニューオータニのカフェなどがあり、中はもちろん天気のいい日は外でも楽しめるようになっている。
2Fにもニューオータニのレストランが併設されている。
ミュージアムショップも品揃えが面白く楽しめる。
ニューヨークのMOMA近代美術館とまではいかないが、その品揃えの考え方は似ているような気がした。

今回は、2F、1Fの4つの展示スペースを使って展示されていた。
2Fではスペシャル企画展としてインカ・ショニバレの日本初の個展が開催されている。
この個展と所蔵品展全部を見ると1,500円、所蔵品展のみだと200円と結構差がある。

所蔵品展なので、持っているものを並べるという、よくよく考えるとなんの一貫性もないので、展覧会としては妙な感覚に陥るが、まあ、それはそれ、これだけ持っていたのかと知ることができいい機会ではあった。
所蔵品は、
アンディ・ウォーホール、ジョアン・ミロ、草間彌生、サルバドール・ダリ、マルク・シャガール、などどれも教科書で見たものばかり。
安い時に数億円出して購入したものもあるとのことだったが、目の前でそれらを見ることができるのは幸運だと思うが、市民の税金からなので複雑な気分。
おつきあいの長かった作家の遺族から作品全てを寄付などもあるようだが、アーティストを見出して育てていくということも必要なのだろう。


IMG_2876.jpg1Fは古美術、国宝の仏像や陶器などかなりの数の展示。


IMG_2877.jpg
仏像展示コーナーは、まるでお寺の中のような作りになっている。


IMG_2878.jpgこれは
唐物茶入 「 博多文珠 」(はかたぶんりん)
※文琳=りんご
明時代15〜16世紀

豊臣 秀吉が欲しがったという伝説の茶入。
当時の所有者は博多の大商人・神屋 宗洪 (かみや そうたん)。
「日本の半分となら交換しましょう」と答えて断ったという。
逸話の真偽は不明だが、博多商人の力を物語る。

と解説されているように、話には聞いていたが、福岡市が持っていたとは知らなかった。
今回は、これに接することができてラッキーだった。
しかも古美術コーナーは写真撮影OK。
所蔵品を200円でこれだけ見れるのもなかなか得した気分にさせていただける。

今後も少しづつ入れ替えて展示するようなので、カフェやレストランも利用できるし、公園に来たついでにお邪魔させていただこう。

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