SSブログ

外出制限 [日常]

昨今の諸外国のコロナ対応は国毎の制度法律の違いもあるが、見ていて興味深い。
フィリピンでは政府の外出制限に対して反対する市民運動が発生している。
我慢できないのだろうか?
大統領はその対処として全警官に、政府の言うことを聞かない場合は射殺せよという命令を出した。
何人も人を殺したことがある大統領は言うことも激しい。
インドでは警官がムチを持って市中を回り、外出している市民をムチ打っている。
罰として腕立て伏せもやらされる。
法律によって規制されるので当然罰則もあるのだろう。
それに比べると、内外から日本は緩いと言われているが、これは日本国憲法で保障された個人の権利が優先される訳で、そういう国なのだと言うことだろう。
大日本帝国憲法時代に個人の権利や自由を制限し、戦争へ突入してしまった苦い経験を体験していることもその前提となっているのだろう。


更に、日本はなぜ死亡者が桁違いに少ないのか?と不思議がられている。
当局が数字をごまかして発表しているのではと邪推する国も多い。

これらは、冷静に考えると、通常の生活慣習の違いも大きく影響しているのかもしれないと思うようになった。

西洋や最近のいくつかのアジア各国は、
日常の挨拶として、握手、ハグ、キスをする。
人とのコミュニケーションでもよく喋って自分の意志をはっきりと強く主張することが善とされる。
とにかく喋る。
プライベートの時間は、屋内でじっとしているより屋外へ出て寛ぐことが多い。
ずっと室内に籠っていると、暗いオタク的な人としてよく見られない。
室内へは土足のまま入る。
外出から帰ってうがいをしたり手を洗う習慣がない。
マスクをする習慣がない。
などなど列挙していくとキリがない。

それに対して日本人の慣習は、全く真逆の部分が多い。
人とは非接触で挨拶し、コミュニケートする。
物静かな方でも変に見られない。
一般的に静かなコミュニケーションを行う。
子供の頃から、学校で、手を洗い、うがいをすることを教えられ、その後終生実行している。
生活する家へは土足で入らない。
など思いつくだけでも、諸外国とは全く違う生活習慣であることがわかる。

この時期、世界の市民に求められていることは、まさしく日本的な生活慣習を強いられていることがわかる。
生まれ育った生活慣習を変えろと言う制約なので、フラストレーションのたまり方も大きいに違いない。

確かに、日本人は、外出を自粛しろと言われると多少は抵抗感はあるかもしれないが、諸外国の方々のような大きなストレスはないかもしれない。

これらの違いが、結果的にコロナでの死亡者数の差になるのでは、、と思いだした。


nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント