イノシシ

昨日、福岡市中央区市街地の真ん中にある大濠公園に猪が現れた、、と大騒ぎになり、この話題はTVの全国ネットでも伝えられたようだ。

早朝5時少し西側の西新を猪が歩いているところが目撃され、その後、この大濠公園に現れた。
位置関係が不案内の方もおられると思われるので地図を見ながら検証してみよう。

＜写真は西日本新聞より＞


福岡市の衛星写真だが、南側は佐賀県との県境　脊振山系が横たわっている。
この山系のおかげで福岡市は台風や線状降水帯の被害を免れている。
1,000m前後の山並みが連なっており、野生の動物も生息している。
本州のように熊はいないので気分的には安心。
脊振山系が博多湾まで伸びて海に落ち込んでいる地点が下山門の北に広がる生の松原の西端。
猪は生の松原を東方へ進み、我が町内のある小戸公園へ。
実は数日前から猪がいるので注意してくださいと公園事務所から案内が出ていた。
緑地や丘陵があるので隠れるのには最適。
ここから　よかとピア通りを東に緑地が続いているので多分ここを通ったのだろう。
さらに進むと、福岡タワーやペイペイドームがある百道（ももち）。
中国と韓国の領事館があり、当日早朝そこの警備の警官が猪が歩いているのを目撃している。
もうここまで来ると大濠公園は目と鼻の先。
９割以上の確率でこのルート（赤い点線）で移動したに違いない。

そう思うと市街地にイノシシが出現するのは意外と簡単なことになる。

ちなみに我が町内界隈はなんやかんやで毎年一回程度イノシシが訪問してきているようだ。