湿度が違う

このところ日本全国で猛暑が続いている。
各地からのお天気情報の生中継の時にお天気お姉さんやお兄さんが液晶表示の温度湿度計を見せながら伝えているのだが、その湿度表示を見ると関東地方各地の湿度が非常に低いことに気がつく。
最初、故障では、、と思っていたが毎回そうなので傾向が理解できた。
どこも１０％〜２０％代なのである。
これは明らかにフェーン現象で乾燥している数値。
西寄りからの湿った空気がいくつもの山を越えて関東に吹き降りているのだろう。

この数値は、九州であれば冬季のカラカラ乾風が吹く頃の湿度。
暑さの感覚は、温度変化より湿度変化による方が大きく影響を受ける。
関東で暑い暑いと言われているが、不快指数はそれほどでもないと思われる。
試しに、関東と九州での不快指数を計算してみた。


関東　３５度　２０％
九州　３５度　７０％　とすると

　　　温度 　　湿度 不快指数 体感
関東　35℃　　20% 78.7 　　やや暑い
九州　35℃　　70% 88.9 　　暑くてたまらない

となる。

暑い暑いという感覚は、天気予報で、この不快指数でも語ってもらうと実際の体感で理解できるかと思われる。

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