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しらすうなぎ [食]

最近うなぎの数が減ったとかで、価格が高騰している。

全世界のうなぎの70%を日本人が消費しているらしいが、影響を受けるのも日本人という事になる。
そういえば、外国でうなぎにお目にかかる事はまずない。
とはいうものの、30%は日本以外で消費されているということなのでどこかにあるはず。

1988年ニューヨークのデパート Macy's に行ったとき、家人へのお土産を探していると、きれいな財布があったので購入した事がある。
あとでわかったことだが、それは eel(うなぎ)の皮製だった。
日本ではうなぎの皮は捨てているが、米国では立派な製品になっていたのに驚いた。
しかし、ニューヨークのどこにも食するものはなかった。

その後、フロリダのマイアミに出張したときについに遭遇した。

マイアミ、特に空港周辺には lagoon(沼)が多い。
同行した同僚がその様子を見て、突然、うなぎが食いたい、、、と言い出した。
このような環境であればうなぎがいるはず、、と主張する。

おそるおそる現地人に聞いてみると、うなぎの子供なら食う事が出来るという。
なにい??
うなぎの子供というと シラスウナギ のことか?

日本ではうなぎの稚魚として養殖の元になるため非常な高値で取引されている。
キロ数万円するのではなかろうか。

そういえば、マイアミと言えばスペイン文化圏、アメリカだが言語も放送もスペイン語が主流を占めている。
必然的に食べ物もスペイン料理。
スペイン料理にangulas(アングーラス)という名物料理があった。
日本語で言えば、シラスどんぶり とでも言おうか、シラスをニンニクとオリーブ油でいためたようなもので、それが器に山盛りになって供される。

日本人にとっては天に登ったような食べ物。
養殖すれば何百匹のうなぎになることだろう?? と思いながら、がっつり口の中に入れる。

うまい!!
高級ワインをいただきながら、
ああ、幸せ、、、。


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