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中国三千年の歴史?? [日常]

世界各国で中国の観光客のマナーが話題になりだして久しい。

かつて、確か昭和40年代の高度成長期の頃は、日本の農協の団体観光客が世界各国で同様の失態を演じていたが、それと同じだ。
浴衣や寝間着姿でホテルのロビーや廊下をうろついたり、バスルームのバスタブの外でお湯をかぶって階下に水漏れさせたり、ビデに排便したり、、とそれ以外にもあげれば数限りないが、外の世界のルールや文化風習を理解しないまま金銭の力で強引に通してしまうと現地で大きな摩擦や問題を起こしてしまう。

まさに、現在の中国の観光客の方々の状況がそのような状況のようだ。
それにしても、その世界常識から見てもかなりかけ離れているのには驚かされる。



そもそも、文化大革命であらゆる宗教、文化、歴史などが否定、弾圧、抹殺されたため、前述のような一般的に言われている道徳や常識的な概念がないのかもしれない。
特に東アジア地域での価値観や道徳などに大きな影響を与えている儒教を否定、排斥していることも大きな違いになっているような気がする。

民族的には、北方騎馬民族や南方からの民族などが交互に入れ替わり国を治めてきた歴史的変遷もあるが、近年更にそれらをすべて否定破壊して、新たな価値観で国づくりをし、現在の中華人民共和国と言う国ができ、第二次世界大戦後60年程度しかたっていない、世界的にも非常に 新しい国 であることは事実。
1949年建国なので今年で64年、中国64年の歴史 ということになる。

現在の中国国民の価値感や歴史的概念は、三千年蓄積されたものではないだろう。(ただ、中華思想は脈々とDNAとして受け継がれているようだ)
地理的にはその領域や場所は数千年にわたって生活の場として存在し続けているが、その上で生きていて現在の教育を受けた方々の考え方は、非常にプリミティブでかつ新しく、世界の他の国と比較しても独特のものだと思った方がいいだろう。

個人的にこの国に対して何か特別の思いがあるということではなく、昨今の世界各地での話を聞くにつき、客観的にふと考えてみたことを備忘録として残す。




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