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無線小屋に アンテナタワー 建塔 [HAM]

DSCN2472.jpg今年3月、無線小屋が完成したが、肝心のアンテナ工事が未完成のままだった。
夏は暑いので気候の良くなる秋に行おう、、と、たかをくくっていた。
春先に業者に連絡するとなんと年内にできれば、、という回答。
なんでも、かつてのラジオ少年たちが現役引退の時期を迎え、ふたたび無線を復活させるケースが非常に多くなったそうで、昨年までは月に1本程度のタワー工事だったのが、このところ月に2本建塔のペースになったそうで、工事期間を考えるとほぼ毎日工事や調整をおこなっている計算になり合点が行く。

というわけで、春先に打ち合わせした工事が師走になって開始された。
まずは、穴掘り建柱車で庭先に丸い穴を掘る。



DSCN2470.jpg丸い穴から四角く整形。
一辺1m深さ2mの基礎のための穴を掘る。


DSCN2485.jpgそこにアンテナ基部のみを入れて水平を調節


DSCN2507.jpgそこへ、生コンクリート車から一気に2立米のコンクリートを流し込む。(結構量が多い。ちなみに掘り出した土は2.5tトラックで2台分だった)


DSC_2040.jpgこれから3分いや4〜5日待つ


IMGP0055.jpgコンクリートが固まったところでタワーの下から組み立てていく。


IMGP0064.jpg高いところは、高所作業車でつりあげて接続。


DSC_2062.jpgタワー側面にアンテナを上げ下げするエレベーターを設置(強風の時などに役に立つ)。


DSC_2060.jpgエレベーターのウィンチ
電動式と手動式があるが、アンテナも中型なのでとりあえず手動式にしてみた。
将来、電動式にもできるよう100Vの電源もタワー横に設置。
建物の壁に見える四角いサイコロ状のものは、アンテナからの同軸ケーブルを室内へ取り込む入り口。
無線部屋まで太い管が屋根裏に配管されている。
因みに同軸ケーブルは藤倉電線に特注して作ってもらった三重シールド同軸ケーブル
最外皮のシールド層を地面に接地する。
これにより外来雑音を低減し、外部機器への送信電波の不要輻射が激減する。
インピーダンスも理論値に近くなるため、アンテナビームパターンも理論値が再現できる。



DSC_2059.jpgアンテナを回転させるローテーターをエレベーター基部に設置。


2014-12-23 13.18.07.jpgアンテナマストに上部からアンテナを取り付けていく。


2014-12-23 15.48.03.jpg取り付け完了し、エレベーターで上げていく。
エレベーターの動きを高所作業車で横から確認。

一番上のGPをマストから横に出しているのは、GPを同心円上に回転させてアンテナ位置を移動できるようにするため。


2014-12-23 14.58.51.jpgエレベーターを最上部まで上げてマストを空中に出して、完成。

上から
144MH,430MHz ノンラジアルGP
50MHz 7エレ 八木
14MHz,21MHz,28MHz トライバンド5エレ 八木


このあと、タワー上部に低い周波数用の(1.9MHz,3.5MHz,7MHz,10MHz,18MHz,24MHz)1.5KW耐圧のATU(オートマチックアンテナチューナー)を取り付けて、ワイヤーエレメントを庭先まで張る予定。

当初の予定であった年内建塔だったが、どうにか間に合った。

私の、ラジオ少年の頃からの夢が実現した瞬間だ。
人生紆余曲折、この夢を生きる糧として長い年月頑張ってきた。

感無量!!

年末年始は無線三昧、、か。

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コメント 5

しん

おおお~~~っ!!!
by しん (2014-12-25 21:57) 

kan

おお~~っ
by kan (2014-12-25 22:47) 

ECY

すごい!かっこいい!ほしい!
  そして目立つ!
これを目印にすればkanの所に行けるね。


by ECY (2014-12-30 00:27) 

JK1FUP

FBですね、今年(2015年)は是非QSOしましょう。
よろしくお願いします。
by JK1FUP (2015-01-03 19:59) 

kan

FUPさん
楽しみにしています。
(土日の午前中は14MHzでよく出ています。)

by kan (2015-01-07 11:19) 

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