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IC7300 [HAM]

DSC_2910.jpgCQ誌で記事を見たり、ハムフェアで触ったり、ハムショップで音を聞いてみたりと、いろいろ接触してきたが、久々に虫の騒ぐリグ(無線機)が出てきた。

先週は、icom主催の試聴会があるというので、今津のシーサイドカフェ プカプカ まで行ってきた。
今までとは回路構成の概念が違う物なので興味はあった。
ダイレクトサンプリング方式のデジタル回路なので、ソフトウェア(FPGA:Feald Programmable Gate Array)の入れ替えだけでスペックはどうにでもなると言えば過言だが、性能が大幅に変化する。
受信は感度が良くなり、音も良い。
それに加えて変調の音声入力からもダイレクトサンプリング方式なので送信音も良く、更に音質の細かな設定、調整も可能となる。

混変調特性が抜群にいい。
近接周波数での混変調が全く気にならないようになった。
50m先にローカル局があるのだが、そこが同じバンドに出てきても全く影響を受けなく、静かに受信できるようになった。
スコープで山が天井をついているところへ行くと、やっとローカル局が出ていることが認識できるという優れもの。

RTTYもデジタルモードも更にはCWもUSB端子からオーディオ入出力できるため、PCとUSBケーブルを繋ぐだけで、しかもインターフェースなしでPC運用できる。
コンテスト用のいろんなソフトも活用できる。
このインターフェース不要ということもシンプルでしかもその後のコストもかからずありがたい。

この CPU + FPGA の組み合わせが絶妙の動作を実現させている。
この新しい考え方は、今後の電子回路のお手本になるかもしれない。
因みに、同調のためのコイルやバリコンは一切使っていない。

外部からはUSBケーブルでPCコントロールも簡単にできる。
操作はダイヤルでもできるがタッチパネルで簡単にできる。
周波数や電波形式、その他細かな機能設定の変更も触ればよい。

各バンドのエッジ設定だが、バンドエッジ情報を入力しておくと細分化されている3.8MHz帯やモード別の指定帯域なども、それぞれ毎にディスプレイ画面左右一杯に表示でき、エッジになるとピーッとビープ音がなるのでいちいちバンド周波数一覧表を見なくても、気楽にオンエアーできるのが嬉しい。

今までの高級機の一部の機能が、質は違うが一気に簡単にしかも安く実現できている。
この考え方は、icomがソフトウェアで実現させたものなので、目下他社の追従はできないだろう。

ということで、このIC7300、気がつくとこの日の夜には我が無線小屋に鎮座してしまった。
早々に総務省に電子申請して、運用許可が下りるのを待つのみ。

無線機メーカーの株価が低迷する中、icomのみがこのIC7300の爆発的なヒットで株価が3倍になった。
きっと海外でもヒットするはずなので、更に上昇するだろう。

ここで得た資金で、次に出てくるモデルが本物となるのかもしれないな、、、。



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