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Earl Klugh アール クルー [日常]

レコード(今、若い人は知らないか?)は、小学校、中学校の頃から小遣いをためて厳選して買っていた。
シングル(ドーナツ盤EP)が300円、アルバム(LP)が2,000円ほどだったと記憶している。
当時の小遣いが数百円だったのでシングルを買うのもその頃の私にとっては大事業だった。
ましてやLPともなると、年に何枚も買えない。
お年玉や臨時収入があった時にしっかり貯めておくしかない。
最近では、気になるCDはほとんど入手し尽くして、これと言って欲しいものも無くなった。

何かないかなあ〜 と記憶の走馬灯を回していたら、あったあった。
学生時代車の中や夜遅く自室で聞いていたアーティストを思い出した。
アール クルー だった。


当時、FM放送の全国ネットで、ソニービッグスペシャル という番組があり、CMなしのノーカットでLP全曲を毎週末放送していた。
金欠の学生はそれを高音質のテープにエアチェック。
この番組にかなり助けられた。

話は逸れるが、ご縁あって上記の会社に入社し、その後私がこの番組の担当になった。
聞く立場から、送り届ける立場に変わってしまった。
これまたなんとも不思議なご縁。

学生時代、そうやって聞いていた一つが、このアール クルー 。
ガットギターで、今でいうA&Rやジャズをリズミカルに演奏するという、衝撃的な奏法で時代の中に現れて来た。
まるで、指でギターの弦を使って絵を描くような滑らかでメロディアスな演奏から、フィンガーペインティングと呼ばれた。
これにノックアウトされて、折あるごとに聞いていたのが、その名の通りの 「Finger Paintings」というアルバム。
何で今まで気がつかなかったのか、先日プチっとクリック、翌日届けられた。
彼はその後も多数のアルバムを発表しているがどれも当初の亜流のような気がして、やはりデビュー時の襲撃が残るこのアルバムにした。

というわけで最近は、新しいアーティストの出現を待つしかない。
最近は、インターネットラジオで各国の音楽を聞き流す日々が続いている。


フィンガー・ペインティングス

フィンガー・ペインティングス

  • アーティスト: アール・クルー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/11/23
  • メディア: CD



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LargeKzOh

ソニーさんにご入社でしたか。
当方、現役時代及び某省外郭財団法人に出向時、品川ご本社と多賀城へは頻繁にお伺いしておりました。
懇意にさせて戴いたお方は残念ながらお亡くなりになってしまわれましたが・・・
当方はオープンリール時代からソニーさんの我が国先駆けの機器を買い求めるのが常で、今でもベーターテープとレコーダー(最上機種)は健在です。
by LargeKzOh (2018-06-08 14:57) 

kan

LargeKzOh さん

そうでしたか、どこかですれ違ったかもしれませんね。
ベータ最上機種の頃は商品企画をやっていました。
健在とのこと、嬉しいです。
by kan (2018-06-08 15:11) 

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