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発達障害 [日常]

IMG_2328.jpg先日とある会合で産婦人科医とお話をする機会があり、新鮮な驚きと同時に今までのもやもやが払拭されたような気分になった。

最近、 発達障害 という言葉をよく聞くようになった。
昔はそんな単語はなかったなあ、、と思っているうちにあれよあれよいうまに一般名詞になってしまった。
発達障害を持つ子といかに接するかとか、発達障害について、、などという教本は厚生省の指導により多く世に出回っているが、果たして、ではなぜその発達障害が発生するのかという疑問に対しては全くなしのつぶてで、厚生省からも一切コメントがない。
また、その実情について数値データが開示されていない。
なぜなのだろう?


その産婦人科医は、福岡市の多くの産科医院に個別に依頼して平成元年から23年頃までその実数を集計し続けてきた。
その中で、発達障害児数が急に変化している2つの年がある。
一つは、完全母乳 指導開始後の年
もう一つは カンガルーケア(早期母子接触)指導開始後の年
これらは厚生省が全国の産婦人科医へ強く指導し推進を開始した年である。

完全母乳だが、
赤ちゃんはずっと母乳で育てましょうというもの。

母乳には個人差があり3日間続けて与えると母乳の栄養成分がなくなり赤ちゃんは栄養失調になることがあるそうだ。
そのためには母乳以外から栄養を与えなければならないとのこと。
脳の発達期に重要な栄養が不足し、特に小脳に発達不良が発生する。

次にカンガルーケア
赤ちゃんが生まれたらすぐ母親が抱っこして母親とのスキンシップを大事にしましょうというもの。

赤ちゃんが生まれ出る前の環境温度は母体の37度。
分娩室の温度は厚生省の指導で23度にされている。
そのため、生まれ出た赤ちゃんは10度以上寒い気温差の中に出てくるわけで凍(こご)えているらしい。
昔であれば、お湯を沸かして産湯につけ赤ちゃんの体が冷たくならないように温めていた。
現在は、その反対で産婦人科では暖かい産湯は使わないで、赤ちゃんの体を拭いて消毒後すぐにお母さんに抱っこさせるそうである。
この辺りの処置の違いで低体温症が多くなってきているのではないかという。

その結果、血液の循環も悪くなり、脳への栄養供給が低下し脳障害が発生する。
出産後数日は、赤ちゃんは36〜7度の適切な環境下に置かなければならないようだ。
実際、この先生は出産後は即温度管理された保育器に入れ数日経過してからお母さんに引き渡していたそうだ。
そうすると黄疸(肝臓障害)なども一切発生しないそうで、もちろん発達障害も発生していない。

この先生は、16,000件の出産を担当したらしいが、一件も発達障害は発生していない。
しかし、先生の統計によると世の中では加速度的に増え続けている現実がある。

私の大学の教え子たちの中にも発達障害を持つ子が存在し、彼らにどのように対峙対応すべきかという教員向けの講習会などもあるのだが、そもそもなぜこのような障害ができたのかが今までわからなかった。

人前で話せない、他とコミュニケーションできない。
若い親の自分の子供に対する虐待事件。
高校生や大学生が突然キレたり殺人を犯したりする奇行。
これらはほとんどが 発達障害からくるものではないかと思い出した。

厚生省は冷静に産科指導を見直す時期にきているのではなかろうか?

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LargeKzOh

厚生労働省が指導見直しとなれば自らの指導の誤りを認めた事となるので、官僚の世界では極めて希な事例になります。
つまり、誠に残念ですが実現可能性には期待を持てない・・・と想います(単なる年寄りの世迷い言ですが・・・)。
by LargeKzOh (2018-10-07 14:12) 

kan

はい、私もそう思います。
決して認めないでしょうね。

by kan (2018-10-07 22:37) 

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